大谷翔平 打率・316、27本塁打はリーグトップも数字は「まだ把握してない」3打点の盟友“テオ”称賛

7回に一時逆転となる27号2ランを放った大谷（左）はT・ヘルナンデスと喜び合う（AP）

　◇ナ・リーグ　ドジャース6×－5ダイヤモンドバックス（2024年7月2日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（29）が2日（日本時間3日）、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場し、27号を含む3安打2打点。チームも土壇場で逆転サヨナラ勝利を収めた。

　初回の第1打席は左翼線への二塁打を放ち、2死からT・ヘルナンデスの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。3回の第2打席は右足に自打球が直撃し痛みに悶絶。最後は空振り三振に倒れた。5回の第3打席は中前打を放った。

　2－3と勝ち越された直後の7回裏の第4打席は、無死一塁から相手3番手・マルティネスの2球目、内角に甘く入ったスライダーを強振し、右中間席に逆転の27号2ラン。飛距離433フィート（約132.0メートル）の特大アーチとなり、本拠ファンは狂喜乱舞。「MVP」コールがスタンドでは沸き起こった。これでメジャー通算501打点とし、イチロー（780打点）、松井秀喜（760打点）に次ぐ日本選手3人目の大台突破となった。

　4－5の9回1死の第5打席は空振り三振に倒れたもののチームは2死からスミス、フリーマン、T・ヘルナンデスの3連打で劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。

　1試合3安打は6月17日（同18日）のロッキーズ戦以来、今季9度目で打率・316、27本塁打はリーグトップをキープ。打点も64に伸ばし、トップのフィリーズ・ボームに4差まで迫った。

　3冠王を狙える位置にいるが「自分の成績ですか？もちろん良い成績を残せたら良いかなとは思ってますけど、実際に自分がどのくらいの数字なのかまだ把握してないので、あんまり、自分の中でぱっと思い浮かぶ感じではないかな。他の人と比べてとかってことはないかなと思います」とあくまでチームの勝利を最優先と考える大谷。

　サヨナラ打を含む2安打3打点の活躍を見せた盟友、T・ヘルナンデスに「前半戦ももちろん今日の打席もそうですけど、素晴らしい打席が多くて、勝負強いし、全部の打席、しっかりと決めて行く印象」と改めて賛辞を送った。