「なぜあんなことができるのか…」大谷27号2ランにフリーマン驚嘆 同点打には「うちは粘りがある」

T・ヘルナンデスの左前打で激走し、サヨナラのホームを踏むフリーマン（右、AP）

　◇ナ・リーグ　ドジャース6×－5ダイヤモンドバックス（2024年7月2日　ロサンゼルス）

　ドジャースは2日（日本時間3日）、本拠でのダイヤモンドバックス戦で劇的な逆転サヨナラ勝利を収めた。起死回生の同点打を放ったフレディ・フリーマン内野手（34）はチームの粘りに胸を張った。

　4－5の9回、先頭・ラックス、次打者・大谷が連続三振に倒れ2死走者なしと追い込まれた。それでもスミスが二塁打を放ってチャンスメークすると、続くフリーマンが右中間を破る適時二塁打。土壇場で同点に追いついた。

　なおも2死二塁でT・ヘルナンデスの打球は三遊間を破り、左翼へ転がった。二塁走者のフリーマンが激走生還し、サヨナラのホームを踏んでドジャースは劇的勝利を飾った。

　同点打のフリーマンは「前にもやったことがある。他のチーム相手にね。うちは粘りがあるし、こういう流れも自然なことになっている」と納得顔。6月18日のロッキーズ戦でも9回に7点を奪った大逆転勝利を収めただけにチーム全体の諦めない姿勢に胸を張った。

　また、7回に大谷が放った27号2ランには「内角高めのスライダー、彼はああいうことができる。ただ私にはなぜあんなことができるのかは分からない。驚きながら見るしかない」と驚嘆し「彼はずっと大事な場面で打ってきているけど、今日はジャパニーズヘリテージナイト、こういう試合でしっかり打つのはすごい」と特別な日に3安打ときっちり活躍してみせる大谷の“主人公”ぶりを称えた。