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苦難の日々を乗り越えたMF荒木遼太郎「去年までは考えられない」 パリ五輪メンバー入り

スポニチアネックス / 2024年7月3日 18時39分

<サッカー男子 U-23日本代表 選出記者会見>会見に臨むFC東京・荒木遼太郎(撮影・松永 柊斗)

 日本サッカー協会(JFA)は3日、パリ五輪に出場するU―23(23歳以下)日本代表18人を発表した。都内で行われた会見に出席したFC東京のMF荒木遼太郎(22)は「うれしい気持ちとプレッシャー、2つの気持ちがありました」と心境を明かし、「日本のために人一倍走りたい。ゴール、アシスト、結果にこだわりながらプレーしたい」と意気込みを語った。

 高卒2年目の21年に鹿島で10得点を挙げてベストヤングプレーヤー賞を受賞した。だが22年からは腰のケガなどで出場機会が減少。代表からも遠ざかり、苦悩の日々を過ごした。五輪イヤーの今季、鹿島からFC東京に期限付き移籍。開幕から2戦連続ゴールをマークするなど本来の輝きを取り戻し、代表メンバーに返り咲いた。「去年まではあまり考えられない感じだった。環境を変えるのも一つ大事なこと。試合に出続けることが自分にとっては一番良かったなと思います」と実感を込めた。

 チームメートで常連組だったMF松木玖生(21)は「移籍の可能性」(山本昌邦ナショナルチームダイレクター)のため、メンバーから落選した。荒木は「理由は正直分からないですけど、玖生だけでなく選ばれなかった人もたくさんいると思うので、そういう人たちの分も責任を持って戦いたい」と覚悟を示した。

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