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錦織圭 逆転負けで初戦敗退 3年ぶりウィンブルドン出場も2日がかりフルセット無念…世界76位に敗れる

スポニチアネックス / 2024年7月4日 1時11分

ウィンブルドン初戦に臨む錦織(AP)

 ◇テニス ウィンブルドン選手権第3日 男子シングルス1回戦 錦織―ランデルクネク(2024年7月3日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)

 男子シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング4位(現401位)の錦織圭(34=ユニクロ)が、同76位のアルトゥール・ランデルクネク(28=フランス)に7-5、4―6、7―6、3―6、2―6のフルセットの末に敗れ、3年ぶりの出場となったウィンブルドンは無念の初戦敗退となった。

 前日2日、雨天の影響で予定の試合開始より約3時間遅れでスタート。第1セットは、196センチの高身長から放つサーブが得意なランデルクネクから、錦織は第2、4ゲームでブレークする。第7ゲームをブレークされたが、錦織は慌てず、得意のストロークで相手を翻弄。自らのサービスゲームをキープして、最後は第12ゲームをブレークして7-5で先取した。

 しかし、第2セットは先にブレークを許し追う展開になり、相手の強烈なサービスゲームをブレークできず4―6で失った。ゲームカウント1―1で迎えた第3セット。お互いキープした1―1で日没順延となった。

 2日がかりとなり、さらに前の試合が雨で中断するなど調整が難しい中で迎えたゲーム再開の第3セット第3ゲーム。錦織がしっかりキープするとお互い譲らず。錦織はサーブが好調で、危なげなくキープを続けタイブレークに突入した。タイブレークを得意とする錦織は強烈なバックハンドを見せるなどポイントを着実に先行し、わずか2ポイントしか失わず第3セットを7―6で奪った。

 初戦突破に王手をかけた第4ゲームもキープが続く接戦となったが、第8ゲームの錦織のサーブでデュースの連続の末にブレークを許す苦しい展開に。このセットを3―6で落としファイナルセットにもつれ込んだ。

 ファイナルセット第1ゲーム。錦織のサーブでまさかの0―40と大ピンチを招いたが、驚異の粘りを見せこのゲームをキープした。しかし、第3ゲームに再び0―40とピンチを迎えると、15―40から絶妙なドロップを決められブレークを許した。追う展開の中、2セットを終えた2日目の戦いということもあり体力も集中力も落ちないランデルクネク。30本目のサービスエースを決められるなど最後までブレークバックできず。第7ゲームもブレークを許すなど、最後は集中力が切れ2―6でファイナルセットを落とし、錦織の3年ぶりのウィンブルドンは初戦敗退となった。

 今年3月の「マイアミ・オープン」で約8カ月ぶりに復帰した錦織は、3季ぶりの4大大会出場となった全仏オープンで約2年9ヵ月ぶりの四大大会での白星を挙げた。だが、2回戦は右肩痛のため途中棄権。さらにウィンブルドン選手権の前哨戦、イーストボーン国際では右足首のケガのため試合直前に棄権。「3日前に練習で軽い捻挫をした。芝で滑ってしまった。少し炎症が起きて大事を取った」と経緯を説明した。負傷続きで、今回のウインブルドンはぶっつけ本番に近い形だった。

 錦織は、今夏パリ五輪の出場が内定。5大会連続5度目の五輪出場で、4大会で並んでいた杉山愛を抜き日本テニス界で単独最多となる。ここ数年は故障に苦しんでおりツアーに専念する選択肢もある中、5月下旬には「五輪はグランドスラム(4大大会)と同じぐらい大事さのところにある。いい結果を残したい気持ちは大きい」と出場への意欲を示していた。

※WOWOWオンデマンドでは日本人選手の試合を全試合ライブ配信予定

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