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“朝生”が10月から“夜生”に 90歳・田原総一朗氏、節目の改革 朝4時まで司会「体への負担大きい」

スポニチアネックス / 2024年7月4日 5時1分

番組で激論を交わす田原総一朗氏

 ジャーナリストの田原総一朗氏(90)が司会を務めるテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ!」が9月で地上波の放送を終え、10月からBS朝日で放送されることになった。現在は毎月最終金曜日の深夜帯に午前4時台まで生放送中だが、BSでは最終日曜日の午後7時から2時間の生放送となる。ゴールデン帯の番組となり“朝生”ではなくなるが、タイトルは変更しない。田原氏は「深夜だから見られなかった人にも見てほしい」と呼びかけた。

 1987年に開始した、月1回の“タブー無き言論の場”。これまで446回放送。政治を中心に国際情勢からIT問題など幅広い議題でさまざまな有識者が激論を交わしてきた。熱くなるあまりに口論に発展したケースも多々あり、生放送ならではのハプニング上等のスタイルで放送を続けてきた。

 枠移動の理由は田原氏が90歳の節目を迎えたこと。局内外から「深夜の生放送は体への負担が大きい」と心配する声が上がっていた。同局関係者は「時間帯が変わることで、さらに元気な姿を見続けることができると思います」と説明した。

 田原氏は90歳を迎えてから初回となった4月の放送で「ここまで生きた限りは死ぬまで頑張る」と話していた。懸ける思いも特別で、過去には番組の司会について「死ぬまで」と生涯現役を宣言。番組の意義について「自由にタブーなしに論戦できる」と強調し、国会を例に「野党は自民党の批判だけするんだよ、楽だから。(番組では)野党も前向きに論戦になって面白かった」と口にしていた。

 BSでのリスタートに向けて、田原氏は「日本はこれまでの常識ではやっていけない新しい時代に入っている。だから幅広い世代、さまざまな立ち位置の人々が自由に論議できる場にしたい」と意欲を語った。紫藤泰之チーフプロデューサーも「新たな土俵で内容を深化し、さらなる挑戦を続けます」と意気込んでいる。(山内 健司)

 ◇朝生アラカルト◇

 ▼出演者 1991年に「宗教と若者」をテーマとした回では、新興宗教だったオウム真理教の幹部と松本智津夫元死刑囚=教祖名麻原彰晃=がパネリストとして出演した。また、初期のレギュラー陣には大島渚さんと野坂昭如さんが名を連ね、激しい議論が見せ場となっていた。

 ▼元旦スペシャル 毎年、大みそかの深夜にスペシャル放送が行われている。現在は日付が元日になってから放送が始まるが、過去には大みそかの夜から元日朝まで越年放送をしていた。1989年の放送は急きょ中断され、中森明菜の伝説の「金屏風(びょうぶ)会見」の中継に差し替えた。結果的にテレ朝の独占生中継となった。

 ▼タブーなき議論 1988年、タブーとされていた「天皇制」もテーマにすえた。宗教問題にも切り込み、後に大きな事件を引き起こす新興宗教のオウム真理教や、幸福の科学について取り扱うこともあった。

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