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フジテレビ 10月改編で9年ぶりに“踊る枠”復活 ヒットドラマ量産“火9” 第1弾は本格警察モノか

スポニチアネックス / 2024年7月4日 5時1分

フジテレビ

 フジテレビの10月改編で、人気ドラマ「踊る大捜査線」などが放送された同局制作の火曜午後9時のドラマ枠が9年ぶりに復活することが3日、分かった。現在放送中の金曜午後9時のドラマ枠は、5日開始の「ビリオン×スクール」を最後に1年で終了となる。

 火曜9時のドラマ枠の歴史は古く、1962年から72年まで30分ドラマを放送。96年から2015年にかけては1時間ドラマのヒット作を量産した。16年からは系列局の関西テレビ制作のドラマが21年まで放送され、その後はバラエティー枠に。現在は「アンタッチャブルの早速行ってみた」を放送している。

 看板枠の「月9」と並び、ヒット作を輩出していた「火9」。「ナースのお仕事」や「救命病棟24時」といったシリーズ化された人気作を生み出し、「踊る…」や「海猿―UMIZARU EVOLUTION―」は映画化もされヒットした。

 改編について同局関係者は「金曜9時枠のドラマの視聴率が思ったよりも伸びず、作風を変えて伝統の枠で再挑戦することになった」と説明。金曜9時枠は昨年10月にスタート。ムロツヨシ(48)がパラリーガル役を務めた「うちの弁護士は手がかかる」など挑戦的な作風のドラマで攻めたが、日本テレビ「金曜ロードショー」やTBS「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」など裏番組の強敵に苦戦が続いた。「配信では結果を残しているが、地上波での視聴率は振るわなかった」(同関係者)という。

 新枠の第1弾は本格的な警察モノが検討されている。広告代理店関係者は「今後はドラマ好きをターゲットにした重厚な作品や人気作の続編も考えていくようです」と話している。同局は本紙の取材に「改編についてはお答えしておりません」とした。

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