大谷翔平 第1打席は中前打で球宴4年連続選出を祝う フリーマン、テオの連弾でドジャースあっさり逆転

＜ドジャース・Dバックス＞初回、中前打を放つ大谷翔平（撮影・西尾　大助）

　◇ナ・リーグ　ドジャース－ダイヤモンドバックス（2024年7月3日　ロサンゼルス）

　ドジャースの大谷翔平投手（29）が3日（日本時間4日）、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「1番・DH」で先発出場。第1打席で中前打を放ち、試合連続安打をマークした。

　1点を先制された直後の初回の第1打席、1ボールからの2球目、チェンジアップがワンバウンドし、大谷の顔面付近を襲い、思わず顔をゆがめた。アクシデントにも動揺せず続く3球目を中前に運び、Hランプを灯した。

　先頭・大谷が出塁するとスミスも四球を選び無死一、二塁からフリーマンが中越え13号3ラン。さらにT・ヘルナンデスも左中間席に19号ソロで続き、ドジャースはあっさりと逆転に成功した。

　この日は7月16日（同17日）に行われるオールスター戦（アーリントン）のファン投票の最終結果も発表され、ナ・リーグDH部門で4年連続となる出場が決定。2位のフィリーズ・シュワバーが37％だったのに対し、大谷は63％の票を集めて圧勝した。

　“御礼”と言わんばかりに快音を響かせ、投票してくれたファンに感謝を示し、自らのバットで選出を祝った。

　また、6月は打率・293、12本塁打、24打点、OPS（出塁率＋長打率）1・110の好成績を残したものの、月間MVPはフィリーズ・ハーパーに譲り、惜しくも受賞を逃した。

　それでも7月初戦だった前日2日（同3日）のダイヤモンドバックス戦は一発を含む3安打2打点の大暴れ。前日に続き、この日もHランプを灯して月が変わっても好調ぶりを見せた。