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8カ月ぶりの「稀勢の壁」で大の里が原点回帰 ぶつかり稽古で師匠の胸借りる

スポニチアネックス / 2024年7月4日 14時23分

師匠の胸を借りてぶつかり稽古で苦悶の表情を浮かべる大の里

 大相撲名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)で新関脇に昇進した大の里(24=二所ノ関部屋)が4日、愛知県安城市の同部屋での稽古で、師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)に胸を借りた。

 ぶつかり稽古で師匠に胸を出してもらうのは昨年11月の九州場所前以来。3日に38歳になったばかりだが横綱の地位を張った男の「重さ」は健在。何度も転がされ息も絶え絶え、苦悶の表情が消えることはなかった。思えば昨年の名古屋場所。初めての地方場所を前に師匠に砂まみれにされて「いい稽古ができている」と大の里は感謝の思いを口にしていた。それから1年、優勝翌場所で注目され大関穫りなどの重圧もあるなかで初心に返るような気持ちを思い出した。「胸を出していただいて、ありがたいことです。まだまだ足りないと感じましたし、気が引き締まりました」

 この日は十両・白熊、鳴戸部屋の幕下・欧勝海と14番取って10勝4敗。まわしにこだわらず重厚な体圧で前に出る取り口もある一方、四つに組み合って根負けして一方的に寄られる相撲もあった。場所まで約10日。「今は追い込む時期なので、しっかりやりながら場所を迎えたい」と大事な場所への思いを述べた。

 夏場所後には中村親方(元関脇・嘉風)が独立し、寝食を共にした兄弟弟子も8人が転籍。稽古場の雰囲気も変わるなか「新しい二所ノ関で初めての場所。(白熊と)関取2人で引っ張っていい結果を残したい」と部屋頭としての責任感ものぞかせる。7日には出身地の石川県津幡町に凱旋するなど場所前はイベントなども重なり多忙だが「それも慣れていかないといけない。場所前は名古屋を楽しんで、場所に入ったら気持ちを切り替えて頑張りたい」と前向きな姿勢を示した。 

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