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パリ五輪メンバー FC東京の小原GMが日本協会の要請に応じ3選手の派遣を承諾していたこと明かす

スポニチアネックス / 2024年7月4日 14時25分

FC東京の小原光城GM

 パリ五輪に臨むU―23日本代表メンバー18人(バックアップ4人)の発表から一夜明けた4日、FC東京の小原光城GM(47)が取材に応じた。

 チームからはGK野沢大志ブランドン(21)、MF荒木遼太郎(22)の2人が選出。一方で、立ち上げから主軸を担ってきたMF松木玖生(くりゅう、21)は選外となった。

 日本協会の山本昌邦ナショナルチームダイレクタ―(66)はメンバー発表会見で、松木に関して「移籍の可能性がある。われわれが五輪期間中に招集できる確約が取れなかった」と説明。メンバー18人の入れ替えは今月24日(日本時間25日)の1次リーグ初戦のパラグアイ戦の24時間前までで、理由はケガまたは体調不良のみとされているが、この発言が大きな波紋を呼んだ。

 ただ選出に関し1クラブ2選手という原則があった中、小原GMは「日本協会から(松木を含めた)3選手招集リクエストがあった」ことを明かし、クラブ内で熟考した上で、東京側も3選手の派遣を承諾する決定を日本協会側に伝えていたという。

 国際サッカー連盟(FIFA)への最終登録メンバー提出期限は今月2日。複数の協会関係者によれば、日本協会とFC東京の間で3選手招集を協議したのは前日だったという。その中でメンバー発表会見までクラブ側には野沢、荒木のみの招集となったことは伝えられておらず、松木に今夏の海外移籍の可能性があるものの、小原GMは「人数の問題ではなかった。正直、びっくりした」と強調した。 

 松木はこの日、練習後に取材に応じ、五輪に関しては「僕の口から話すことない」に話すにとどめ、6日にアウェー柏戦へ向け「今季はアウェーで勝ち点を積み上げられているので、そこは自信を持ってやりたい。もっとゴールに向かっていけるサッカーをしたいですね」と吹っ切れた表情で意気込みを語った。

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