西武・武内夏暉が31年ぶり快挙！新人左腕では1993年杉山賢人以来の開幕5連勝「うれしい」

＜ソ・西14＞ベンチに戻る武内（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　西武４―０ソフトバンク（2024年7月4日　みずほﾍﾟｲﾍﾟｲＤ）

　西武のドラフト1位ルーキー武内夏暉投手（22）が8回4安打無失点で開幕から5連勝を飾った。

　新人左腕の開幕から無傷の5連勝は、1993年の杉山賢人（西武）以来31年ぶりの快挙。右投手を含めても新人としては2015年の高木勇人（巨人）以来9年ぶり。

　3回に外崎から2点適時打の援護をもらうと、終盤になっても武内の球威が落ちない。

　7回は先頭の山川をスライダーで左飛に打ち取ると、近藤は外角直球で見逃し三振に仕留めた。最後は正木を中飛と三者凡退で切り抜けた。

　100球を越えた8回もマウンドに立ち、2死から味方守備陣の“お見合い”で広瀬に二塁打を許したが、周東は自己最多119球目のスライダーで空振り三振に仕留めた。

　9回には巨人からトレード移籍の松原のタイムリーなどで追加点を挙げた。

　武内は地元・福岡での初勝利に「ひと味違う。とてもうれしい」と笑顔で応えた。