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DeNA・平良拳太郎 「後半戦は力になれるように」 開幕2戦目の“リベンジ”プロ初完封

スポニチアネックス / 2024年7月4日 21時5分

<D・ヤ>2勝目を完封で飾った平良(右奥)は山本と抱き合って喜ぶ (撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ DeNA3ー0ヤクルト(2024年7月4日 横浜)

 DeNAは4日、ヤクルトと横浜で対戦し、3ー0で勝利。先発の平良拳太郎(28)投手がプロ初完封で2勝目を挙げた。

 しびれるような9回を投げ切った。

 試合後のヒーローインタビューでお立ち台に上がった平良は「中継ぎの皆さんも昨日まで本当にたくさん投げていたので、どうにか長いイニングを投げたいと思っていた。一番いい形で終われた」と快投を振り返った。

 今季は開幕ローテーション入りし、3月30日開幕2戦目の広島戦で快投し8回2/3を1失点で初勝利を挙げるも、完封まであと一人のところで降板しプロ初完封を逃していた。その後は右肩の違和感で悔しいリハビリ生活。6月27日に約3カ月ぶりに復帰すると5回1失点と復活の投球を見せた。

 迎えた今季3度目の先発登板。初回を3者凡退で立ち上がると、以降も安打を許しながらも要所を抑えるピッチング。140キロ台の直球に変化球を織り交ぜながら凡打の山を築き、スコアボードにゼロを並べた。

「フォアボールがなかったのが良かったかなと思います。あとは守備の皆さんにたくさん助けられました」。

 無失点のまま9回のマウンドに上がると、2死一、三塁のピンチを背負い、開幕2戦目の“悪夢”がよぎったが、最後は宮本を空振り三振に仕留め、捕手の山本と笑顔で抱き合って喜んだ。9回113球を投げ切り7安打5奪三振で今季初完投。自身初完封となる2勝目を挙げた。

 「前半戦全く力になれなかったので、後半戦は一試合でも力になれるように頑張りたいです」。復活の快投を見せた右腕が、後半戦上位浮上のキーマンになる。

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