1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. 野球

ソフトバンクが独走Vへ、さらに投手強化 西武育成・斉藤大将獲り 野村大と異例トレード

スポニチアネックス / 2024年7月5日 3時1分

ソフトバンクの野村大樹(左)と西武の斉藤大将

 ソフトバンク、西武の両球団が交換トレードで合意したことが4日、分かった。ソフトバンクの野村大樹内野手(23)、西武の育成選手・斉藤大将投手(29)のトレード移籍が5日にも両球団から発表される。同一リーグの首位と最下位球団による異例のトレード。シーズン中の支配下選手と育成選手のトレードは史上初となる。

 4年ぶりのリーグ制覇に向け、小久保ホークスがさらに守りを固める。ソフトバンクの野村大と西武の育成左腕・斉藤との交換トレード。ソフトバンクは左腕の強化を求め、打線強化が急務の西武と思惑が一致した。

 斉藤は明大から17年ドラフト1位入団した技巧派左腕。1年目にプロ初勝利、初ホールドを記録するなど1軍通算32試合に登板した。21年春に左肘内側側副じん帯再建術(トミー・ジョン手術)および後方関節腔クリーニング術を受け、同年オフに育成再契約。以降はイースタン・リーグで実績を重ねてきた。

 昨季は同リーグでチーム最多の40試合に登板し防御率2・70。今季は同リーグ12試合、12回を投げ1勝、防御率3・00。スリークオーターから145キロ超の直球に加え、スクリューなど切れのある変化球が魅力だ。

 現在1軍の中継ぎ左腕はヘルナンデスと長谷川の2投手。一方で7月末の支配下登録選手の期限に向けてウエスタン・リーグでは育成両左腕の前田純や三浦らが健闘中。斉藤の支配下再登録を視野に入れつつ、戦力の再整備を行う構えだ。

 早実から入団して6年目を迎えた野村大は今季、6月4日に1軍に初昇格。2試合に代打で出場するも無安打に終わり同7日に登録を抹消されていた。それでもウエスタン・リーグでは56試合に出場して打率・278、2本塁打、21打点と結果を残している。西武は打力強化を目指して獲得したコルデロが不振のため2軍調整中、アギラーが右足首痛でリハビリ中。野村大には右の主軸候補として期待がかかる。

 シーズン中の支配下選手と育成選手のトレードは史上初。ソフトバンクはさらなる投手力の強化、西武は打力アップでの浮上を目指す。

 ▽野球協約「日本プロ野球育成選手に関する規約」第11条(育成選手の移籍) 球団は、その保有する育成選手との契約を育成期間中または保留期間中に、他球団に譲渡することができる。ただし、譲渡期限は翌年度の7月末日までとする。

 ◇野村 大樹(のむら・だいじゅ)2000年(平12)9月10日生まれ、兵庫県出身の23歳。早実では1年春からレギュラーを務め、2年春に甲子園出場。3年時には主将。高校通算68本塁打。18年ドラフト3位でソフトバンク入団。19年9月28日のオリックス戦でプロ初出場初安打。昨季は8月22日のロッテ戦でプロ初アーチを放ち、41試合で打率・216、1本塁打、4打点だった。1メートル71、85キロ。右投げ右打ち。

 ◇斉藤 大将(さいとう・ひろまさ)1995年(平7)6月3日生まれ、東京都出身の29歳。桐蔭学園から明大に進み、4年時からエース。東京六大学リーグ52試合に登板し、11勝4敗、防御率2・24。17年ドラフト1位で西武入団。18年7月29日のロッテ戦でプロ初勝利。21年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約。23年オフにも3度目の戦力外となったが、再々契約で育成選手。1軍通算成績は32試合で1勝4敗、防御率7・71。1メートル78、80キロ。左投げ左打ち。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください