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カブスの今永先輩に躍進誓う!! 北筑が初戦大勝 2年生左腕・橋本「自分たちも輝けるように」

スポニチアネックス / 2024年7月5日 5時31分

<北筑・筑豊>カブス今永から贈られたキャリーバッグを前に笑みを浮かべる北筑ナイン(撮影・杉浦 友樹)

 ◇第106回全国高校野球 福岡大会2回戦 北筑13―0筑豊(2024年7月4日 北九州市民)

 カブス・今永昇太投手(30)がOBの北筑は、筑豊に13―0で5回コールドの快勝。先発した背番号9の左腕、橋本陽向投手(2年)が3回2安打無失点と好投して初戦突破に貢献した。

 身長1メートル60の小柄な左腕が、偉大なOBにも負けない投げっぷりを見せた。北筑の2年生・橋本が先発で3回無失点の好投。本職は外野ながら直近の試合で結果を残して起用された背番号9は「大会前から調子は良かった。いつも通り投げられた」と笑みを浮かべた。

 最速は125キロだが、スライダーなど変化球が効果的だった。唯一のピンチだった2回1死一、二塁では低めのチェンジアップで併殺打に打ち取った。マウンド上では足を速く上げてクイック気味に投げるなど、打者を翻弄(ほんろう)。安部秀隆監督は「持ち味を発揮してくれた。外野の守備も信頼できる選手。打球の判断だったり野球勘がほかの選手よりひときわいい」と高く評価する。

 北九州市民球場から遠く離れた米シカゴでは、OBのカブス・今永が3日(日本時間4日)のフィリーズ戦で先発して6回3失点8奪三振と好投した。昨年のWBCでは決勝の米国戦で先発するなど世界一に貢献。大会で使用したキャリーバッグは本人から「ぜひ使ってください」と野球部に贈られ昨年から使っている。橋本は「感謝ですし、自分たちも輝けるようになりたい」と恩返しを誓っている。

 今永先輩は3年夏は4回戦で敗れ、甲子園に届かなかった。春夏通じて初の大舞台を目指す橋本は「先輩の夏を終わらせたくない。一つ一つ勝って甲子園にいきたい」と決意していた。 (杉浦 友樹)

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