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西山朋佳女流3冠、棋士編入試験受検へ 史上2人目の資格獲得 新人棋士5人から3勝で合格

スポニチアネックス / 2024年7月5日 5時2分

朝日杯将棋オープン戦一次予選1回戦に勝ち、プロ編入試験受験資格を獲得した西山朋佳女流3冠(撮影・小田切 葉月)

 将棋の西山朋佳女流3冠(29)=白玲・女王・女流王将=が4日、東京・将棋会館で午前に指された朝日杯オープン戦1次予選で阿部光瑠七段(29)を破り、直近の公式戦成績が13勝7敗となり、プロ棋士編入試験を受ける資格を獲得した。女性で資格を得たのは福間香奈女流5冠(32)に続き2人目。

 午後に指された別の対局後、取材に応じ受験の意思を表明した。資格獲得直後に受験することを日本将棋連盟に伝えたという。合格すれば初の女性棋士誕生となる。「自分にとっての大勝負という気持ちで指します」と気合を入れた。西山は、直近の公式戦が10勝以上かつ勝率6割5分以上の受験基準を満たした。編入試験は新人の棋士5人と対戦し、3勝すれば合格となる。

 将棋のプロは棋士と女流棋士がいて制度が異なり、棋士になるには養成機関の奨励会を卒業するか、編入試験の合格が条件だ。かつて奨励会でプロ目前の三段まで昇段したが、21年4月に退会し女流棋士に転向した西山。プロ棋士挑戦の道が再び開けた。「できることをしっかりやって臨みたい」と前を見据えた。(小田切 葉月)

 ◇西山 朋佳(にしやま・ともか)1995年(平7)6月27日生まれ、大阪府出身の29歳。10年、伊藤博文七段門下で奨励会入会。14年初段、15年三段。19~20年にかけて行われた第66回三段リーグでは14勝4敗の好成績を収めたが、昇格枠「2」に届かず3位でプロ入りを逃していた。力強い指し手が持ち味で「剛腕」の異名を持つ。

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