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鮮明によみがえる名優の姿、存在感 「東映チャンネル」7、8月に渡瀬恒彦さん代表作18本を放送

スポニチアネックス / 2024年7月5日 17時1分

「狂った野獣」(C)東映

 存命であれば、7月28日に80歳の誕生日を迎える俳優渡瀬恒彦さんの代表作18本をCS放送局「東映チャンネル」が7、8月の2カ月にわたって放送する。同局が5日発表した。

 2017年3月14日に72歳で惜しまれつつ亡くなってから、はや7年4カ月。映画やテレビドラマで存在感を示した渡瀬さんの魅力がぎっしり詰まった特集だ。

 1969年に東映に入社。翌70年に「殺し屋人別帳」で主演デビューを果たし、以降、「仁義なき戦い」シリーズ(73~75年)をはじめとするヤクザ映画で血気盛んな若者を熱演。さらに、「暴走パニック 大激突」(76年)や「狂った野獣」(76年)では自らカースタントをこなし、アクション俳優としても活躍。78年以降は、「皇帝のいない八月」(78年)や「南極物語」(83年)など、東映以外の作品にも活動の場を広げた。90年代に入ってからは、「十津川警部』シリーズ(92~2015年)や「おみやさん」シリーズ(02~16年)、「警視庁捜査一課9係」(06~17年)など、長きにわたってテレビドラマに多数出演し、幅広い役柄で魅了した。

 今回の特集では70年代のやくざ、アクション映画をはじめ、円熟味を増した演技を披露した80年代以降のテレビドラマなど、俳優渡瀬恒彦の進化をたどる充実のラインアップが用意された。

 7月は7~10日まで、午後6時からデビュー作の「殺し屋人別帳」や「鉄砲玉の美学」(72年)や、山本周五郎原作の時代劇ドラマ「上意討ち」(87年)など全12作品が登場。8月は5、6の両日午後6時からアクション映画「極悪拳法」(74年)や「狂った野獣」(76年)など全6作品が放送される。

 エネルギッシュなアウトローの生きざまを活写し、さらには事件を解決に導く渋い刑事役など、渡瀬さんの幅広い名演の数々が今よみがえる。

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