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ソフトバンク野村大、西武・斉藤 異例の緊急トレード発表 史上初の支配下と育成選手交換 球団の思惑一致

スポニチアネックス / 2024年7月5日 14時5分

ソフトバンクの野村大樹(左)と西武の斉藤大将

 西武の育成・斉藤大将投手(29)とソフトバンク・野村大樹内野手(23)の交換トレードが5日、発表された。シーズン中の支配下選手と育成選手のトレードは史上初めて。得点力不足解消を目指す西武と、左腕強化を求めていたソフトバンクの思惑が一致した異例の緊急トレードとなる。

 早実で1学年上の清宮(日本ハム)と3、4番を組んだ野村大は、18年ドラフト3位で入団。主に一塁と外野の右打者は、打撃を期待され22年に31試合、23年は自己最多41試合と出場試合数を伸ばしてきた。今季は山川の加入もあり1軍出場は2試合のみも、ファームでは56試合で打率・278、2本塁打、21打点をマークしている。

 野村大は球団を通じてコメントを発表。「これまでプロ入りから5年半もの間ホークスで過ごさせてもらったので、話を受けてすぐは複雑な思いもありましたが、ライオンズさんに必要とされて行くと思っているので今は素直に頑張ろうという気持ちです。ホークスでの一番の思い出はプロ初安打(2019年9月28日オリックス・バファローズ戦)を打った時です。みんなが一緒に喜んでくれましたし、小さな時から見ていたプロ野球の世界で自分がヒットを打ったというのはすごく印象的なことでした。これから関東の球団に行くということで、母校(早実高)が1番近い球団ですし、心機一転頑張ろうと思っています。ファンの皆さんへは、これまでの応援への感謝を伝えたいです。これからの僕も、ホークス戦以外は応援してくれたら嬉しいです」と話した。

 ソフトバンクに移る斉藤は育成選手だが、17年ドラフト1位の技巧派左腕。1年目にプロ初勝利、初ホールドを記録するなど16試合に登板した。21年5月に左肘内側側副じん帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を受け、同年オフに育成選手契約。再起を目指す今季は2軍で12試合に登板し、防御率3・00と本来の投球を取り戻しつつある。ソフトバンクにとっては、V奪回に向けて現段階で手薄な左の中継ぎとして、期限の7月末までの戦力整備の対象となる。

 斉藤は球団を通じて「7年間、良くも悪くも本当にたくさんのことがありましたが、充実した日々でした。昨年1年間は、納得のいく試合も多かったです。チームが変わってもやることは変わりませんし、環境も変わるので、気持ちを新たに、気合いを入れ直してがんばりたいと思います」とコメントした。

 ◇野村 大樹(のむら・だいじゅ)2000年(平12)9月10日生まれ、兵庫県出身の23歳。早実では1年春からレギュラーを務め、2年春に甲子園出場。3年時には主将。高校通算68本塁打。18年ドラフト3位でソフトバンク入団。19年9月28日のオリックス戦でプロ初出場初安打。昨季は8月22日のロッテ戦でプロ初アーチを放ち、41試合で打率・216、1本塁打、4打点だった。1メートル71、85キロ。右投げ右打ち。

 ◇斉藤 大将(さいとう・ひろまさ)1995年(平7)6月3日生まれ、東京都出身の29歳。桐蔭学園から明大に進み、4年時からエース。東京六大学リーグ52試合に登板し、11勝4敗、防御率2・24。17年ドラフト1位で西武入団。18年7月29日のロッテ戦でプロ初勝利。21年オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約。23年オフにも3度目の戦力外となったが、再々契約で育成選手。1軍通算成績は32試合で1勝4敗、防御率7・71。1メートル78、80キロ。左投げ左打ち。

 ▽野球協約「日本プロ野球育成選手に関する規約」第11条(育成選手の移籍) 球団は、その保有する育成選手との契約を育成期間中または保留期間中に、他球団に譲渡することができる。ただし、譲渡期限は翌年度の7月末日までとする。

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