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【大相撲名古屋場所】照ノ富士が場所前初の出稽古 立浪部屋で新小結の平戸海に9勝2敗

スポニチアネックス / 2024年7月5日 15時20分

霧島(右)にアドバイスする照ノ富士

 大相撲名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)への出否が注目される横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)が5日、場所前初の出稽古を行った。

 名古屋市南区の立浪部屋に出向いて新小結の平戸海(24=境川部屋)を指名し三番稽古で9勝2敗。場所初日に対戦が予想される相手に対して、立ち合いで相手の出足を食い止めて一気に走ったり、強引につり上げるなど力と重さで圧倒。その一方で相手に簡単に横に食いつかれて寄り切られるなど横への動きには課題も残った。稽古中は弟弟子の熱海富士に差し手の使い方を厳しく指摘。同じモンゴル出身で関脇に陥落した霧島にも親身にアドバイスする場面もあった。

 照ノ富士は今年の初場所で9回目の優勝を果たしたものの、春、夏はともに途中休場。名古屋入り後は3日から相撲を取る稽古を開始した。連日の猛暑のなか十分に汗をかいた横綱は稽古の感触を問われ「普通だな」とそっけないものの「(暑くて)やせちゃうよ」と冗談も交えるなど終始リラックスムード。

 場所出場へ向けての調整は「徐々には良くなっている」と話し、「今のところは、(出稽古に)行った方がいいのかな。いろんなタイプと稽古して、体を動かすことも大事。十分筋トレはやっているけど、番数こなしたい」と稽古の質を上げていきたい意向を示した。

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