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千葉経大付16年ぶりの甲子園へ 大砲・石黒連央と俊足・木下勇人が導く 千葉大会はあす開会式

スポニチアネックス / 2024年7月5日 16時33分

16年ぶりの甲子園出場の鍵を握る千葉経大付の木下(左)と石黒(撮影・村井 樹)

 6日に開会式が行われる第106回全国高校野球選手権千葉大会。今年も強豪ひしめく千葉の中で08年以来、16年ぶりの甲子園出場を目指しているのが千葉経大付だ。昨秋は16年夏以来となる県大会ベスト8入り。今春は選抜4強の中央学院に敗れたがベスト4。確実に結果を残しているだけに、今夏に懸ける思いや期待は大きい。

 プロ注目左腕・福井聖理投手(3年)だけじゃない。タレントぞろいでもある打線をけん引するのが、チーム一の俊足の2番・木下勇人外野手(3年)と大砲・石黒連央内野手(3年)。互いに下級生から主力でもあり「最後の夏は自分たちが引っ張って甲子園へ行きたい」と闘志を燃やしている。

 1メートル83、92キロと恵まれた体格を持つ石黒はまさに大砲。高校通算16本塁打を誇るが、この半数以上が5月下旬から6月中旬の間に打った。「強引に引っ張る癖があったので」と1年時から逆方向への意識を高く持っていた。その分、引っ張っての長打は多くはなかったが、今季に入って引っ張りを“解禁”。

 逆方向を意識した打撃は「コンパクトなスイングにもつながった」と無駄のない強烈なスイングで本塁打を量産。7試合連続で9本塁打した期間もあり、「ピークが早かったですかね。でも、一振りで流れとか雰囲気を変えられるので自信になっています」と3年間の集大成を最後の夏に示してみせる。

 50メートル走6秒1の俊足の木下は巧打の外野手。オフ期間はジャンプ系のトレーニングに力を入れたことで「足も速くなっちゃいました」と、3秒7だった一塁駆け抜けタイムは驚異の3秒5を計測。盗塁もほとんど失敗した記憶がなく、「自分が塁に出てかき回したい」と灼熱のダイヤモンドを自由自在に駆け回るつもりだ。

 沖縄出身だが「関東の野球に触れてみたかった」と千葉経大付へ入学。当初は沖縄が恋しくなることもあったが、「野球をやっている時間が全てを忘れさせてくれた」と、白球に全てを懸けてレギュラーの座をつかんだ。最後の夏は沖縄から家族も観戦に駆け付けてくれる予定。「最後の夏なのでいいところを見せたいですね」と誰よりも輝くつもりだ。

 04年夏、甲子園初出場でベスト4まで駆け上がると、08年夏までに春夏通算5度の甲子園出場を誇る千葉経大付。しかし、同年夏を最後に聖地からは遠ざかった。「自分たちでもう一度強い時代を取り戻したい」と石黒。初戦は12日、実籾―柏の勝者と戦う。戦力は整った。後は突き進むだけだ。(村井 樹)

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