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奈緒主演映画 製作委が謝罪 「インティマシー・コーディネーター」起用せず物議「認識が誤っていた」

スポニチアネックス / 2024年7月5日 19時50分

舞台あいさつ冒頭でキャストに向かい頭を下げる三木康一郎監督(左)(撮影・小渕 日向子)

 女優・奈緒(29)主演の映画「先生の白い嘘」製作委員会は5日、公式サイトを更新。「インティマシー・コーディネーター」を巡って物議を醸したことについて、経緯と見解を発表した。

 累計部数100万部を突破した鳥飼茜氏の同名漫画が原作。一人の女性が抱える「自らの性に対する矛盾した感情」や、男女間に存在する「性の格差」に向き合う姿を描き、人の根底にある、みにくさと美しさを映し出した。

 同作をめぐっては、性的描写の撮影の際に監督と俳優の間に入って身体的・精神的にサポートする「インティマシー・コーディネーター」を導入するかどうか、奈緒と三木康一郎監督の間で協議が行われ、奈緒は希望したものの、最終的に三木康一郎監督は導入しない決断をしたという一部報道があった。三木監督のインタビュー記事が発端で、ネットやSNSでは監督に対する多くの批判的な意見が上がり、物議を醸していた。

 公式サイトでは「『先生の白い嘘』撮影時におけるインティマシー・コーディネーターについて」と題して見解が掲載された。

 「昨日、『本作では出演者から要望があったインティマシー・コーディネーターを入れずに撮影をした』という内容のインタビュー記事が掲載されました。本作の制作にあたり、出演者側からインティマシー・コーディネーター起用の要望を受けて、製作チームで検討いたしましたが、撮影当時は日本での事例も少なく、出演者事務所や監督と話し合い、第三者を介さず直接コミュニケーションをとって撮影するという選択をいたしました」と経緯を説明。

 「インティマシー・シーン撮影時は、絵コンテによる事前説明を行い、撮影カメラマンは女性が務め、男性スタッフが退出するなど、細心の注意を払い、『不安があれば女性プロデューサーや女性スタッフが本音を伺います』とお話をしていたので、配慮ができると判断しておりました」とコーディネーターは置かなかったものの、細心の注意を払っていたとした。

 「しかしながら、この度様々なご意見、ご批判をいただいたことを受け、これまでの私共の認識が誤っていた事を、ここにご報告申し上げると共に、製作陣一同、配慮が十分ではなかった事に対し、深く反省をいたしております。本作を楽しみにお待ち頂いているお客様、原作の鳥飼茜先生、出演者・スタッフの皆様に不快な思いをさせてしまったことを、心よりお詫び申し上げます」と記した。

 同日には、主演の奈緒や三木康一郎監督らが都内で行われた初日舞台あいさつに出席。難役を演じた奈緒が涙を見せる場面があったほか、三木監督は「ご心配とご迷惑をおかけしたことをこの場で謝罪したいと思います」と、報道について陳謝した。

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