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平戸海 猛暑の中で充実稽古 照ノ富士から金言もらい「ありがたいことです」

スポニチアネックス / 2024年7月6日 4時1分

照ノ富士に圧力を必死にこらえる平戸海(左)

 大相撲名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ)で新小結に昇進した平戸海(24=境川部屋)が5日、名古屋市南区の立浪部屋に出向き、横綱・照ノ富士らと関取衆最多となる28番を取って10勝18敗だった。37度を超える猛暑の中、がむしゃらに前に出ることを徹底。「しっかり稽古をしないと勝てないと思う。いい稽古ができた」と充実の汗を拭った。

 大関・豊昇龍、関脇・霧島らと17番取った後に、照ノ富士に指名されて三番稽古で11番。最近磨きをかけた左前みつを奪っての速攻が通用せず横綱の「圧」に悪戦苦闘となった。押せども押せず終盤は体力も限界に近づき息も大きく乱したが、相手を横向きにするなど2勝した。

 横綱には「雰囲気にのみ込まれたら、息が上がっちゃう。相手が誰とか関係ない、自分の雰囲気をつくれ」と助言されたことを明かし「ありがたいことです。何番か勝つことができた。力は付いていると思う」と手応えを口にした。

《横綱も順調》

 ○…名古屋入り後初の出稽古を行った照ノ富士は平戸海と9勝2敗。出場すれば初日に対戦する可能性がある相手に対し、しっかり踏み込んで受けて止めると一気に前に出るなど圧倒。稽古の内容を問われると「普通。徐々に良くなっているのではないか」と淡々と話した。初場所で優勝もその後は2場所連続休場中。今後も出稽古の可能性を示唆し「いろいろなタイプと番数を取りたい。体を動かすことが大事」と意欲を示した。

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