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【高校野球】筑陽学園・西村 4回5K、零封 NPB通算75勝の父・龍次氏の眼前で力投

スポニチアネックス / 2024年7月6日 6時33分

<筑陽学園・玄洋>先発して4回を2安打無失点に抑えた筑陽学園の西村

 ◇第106回全国高校野球 福岡大会2回戦 筑陽学園10ー0玄洋(5回コールド)(2024年7月5日 春日)

 福岡大会は2回戦20試合が行われた。5年ぶりの優勝を目指す筑陽学園は玄洋に10―0の5回コールドで快勝。ダイエーなどで通算75勝を挙げた西村龍次氏(55)を父に持つ龍仁投手(3年)が4回無失点5奪三振。打っても3打点と躍動した。

 筑陽学園の西村が、昨夏の屈辱を糧に成長した姿を披露した。先発して4回を投げ2安打無失点。3四球は与えたが「結果的に無失点だったのはよかった」とほっとした表情を浮かべた。初回にいきなり連打を浴び無死一、二塁とされたが捕手・大野が二塁走者をけん制で刺し、後続を三振と三ゴロに斬って取った。打者15人から5三振を奪う力投。3回には2点適時二塁打を放つなど、3打点とバットでも躍動した。

 2年生だった昨夏は九州産との初戦(2回戦)に先発し、11安打11失点。1回1/3で降板した。「制球が悪くて崩れてしまった。同じ結果にならないように取り組んだ」。フォーム固めや1日150球を超える投げ込みでコントロールを磨いた。課題はまだ解消したとは言えないが前田健人監督(40)は「あれが西村の本調子と言えば本調子。初回のピンチを踏ん張る粘り腰が出てきた」と心の成長を口にした。

 スタンドでは父・龍次さんがメガホン片手に応援。「内容はまだまだだが、腕を振れたときの変化球のキレはよかった」と辛口交じりにたたえた。チームは19年夏以来5年ぶりの甲子園出場を狙う。「次から相手の打線はもっと強力になる。ストライク先行で抑えていきたい」。ひとまわりたくましくなった西村が右腕で引っ張るつもりだ。 (中島 泉)

 ◇西村 龍仁(にしむら・たつひと)2006年(平18)9月19日生まれ。福岡県出身の17歳。福岡市の平尾小3年で野球を始め、平尾中では硬式「福岡ウイングス」に所属。昨夏は2年生で背番号1を着け初戦敗退。今大会は田畑光琉主将(3年)が1番、西村は11番を背負う。1メートル80、84キロ。右投げ右打ち。

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