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広島 今季14度目の零敗 中日・高橋宏に散発4安打…新井監督「いい投手にいい投球されたということ」

スポニチアネックス / 2024年7月6日 6時33分

<中・広>交代を告げにベンチから出る広島・新井監督(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 広島0ー2中日(2024年7月5日 バンテリンD)

 広島は5日の中日戦(バンテリンドーム)に0―2で敗れ、今季14度目の零敗を喫した。試合前時点で今季14イニング連続無得点に抑えられていた相手先発・高橋宏に対し、新井貴浩監督(47)は野間峻祥外野手(31)をキャリア初の4番に入れ、二俣翔一内野手(21)、中村奨成外野手(25)も先発抜てき。若鯉たちは期待に応えたが、“天敵”右腕に「マダックス」を許し、2位・DeNAに1ゲーム差と迫られた。

 最後までホームが遠かった。相手先発・高橋宏を今回こそ攻略すべく、前日4日の阪神戦から大幅に打線を組み替えて臨んだ一戦。だが…終わってみれば散発4安打で、100球未満の完封「マダックス」を許した。新井監督は現実を受け止めつつ、口を開いた。

 「どういう打順を組んだら点が入る確率が高いのかを考えながら…今日は(高橋宏に)その上をいかれた。いい投手にいい投球をされたということで、逆に切り替えやすい」

 高橋宏相手に、三度目の正直を狙った。今季対戦した過去2試合は得点を記せず、試合前時点で14イニング連続無得点に封じられていた。そこで指揮官は思い切った手を打った。右腕に試合前時点で今季打率・600、通算打率・313と好相性を誇った野間を、プロ10年目で初の「4番」に入れた。さらに休養の菊池の代役として二俣を「6番・二塁」、4日に昇格したばかりの中村奨も「7番・左翼」に抜てき。心機一転、攻略を目指した。

 だが、その「上」をいかれた。初回、5回と2度得点圏に走者を進め、イニングの先頭打者は4度出塁した。「あと一本」まで攻めながら要所を締められた。不思議なほど打てない。これで高橋宏に対して開幕から23イニング連続無得点。右腕の先発試合は3戦2敗1分けで、まさに“天敵”と言える存在。リズムを崩されるのか、今季の中日戦7敗のうち6敗が零敗と精彩を欠く。

 ただ、そんな敗戦の中に、明るい材料もあった。5回先頭では二俣が高めカットボールを仕留めて左翼線二塁打。8回先頭では今季7打席無安打だった中村奨が初球151キロを左前打し、23年8月26日ヤクルト戦以来314日ぶりに「H」ランプをともした。中村奨は「真っすぐがいいというのは分かっていたので、それを1球で仕留められて良かった。結果を出さないといけないので、今日みたいな打撃を続けていきたい」と前を向いた。

 抜てきした若鯉2人の躍動に、新井監督も「いいものを見せてくれた。2人ともいいバッティングだった」とうなずいた。この収穫を、次戦に生かす。(長谷川 凡記)

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