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バスケ男子 最後までサバイバル!五輪当落線上のジェイコブスがアピール 指揮官「いい仕事をした」

スポニチアネックス / 2024年7月6日 5時1分

<バスケ男子強化試合 日本・韓国>第1Q、3点シュートを放つジェイコブス晶(撮影・小海途 良幹)

 ◇バスケットボール男子 国際強化試合 日本84-85韓国(2024年7月5日 有明アリーナ)

 世界ランク26位の男子日本代表が同50位の韓国代表に84―85で競り負けた。左ふくらはぎ肉離れの渡辺雄太(29)、6月28日に合流したばかりの八村塁(26=レーカーズ)が欠場する中、五輪メンバー争いの当落線上にいる身長2メートル3のスモールフォワード、ジェイコブス晶(20=ハワイ大)が3本の3点シュートを決めて生き残りをアピールした。現在は最終候補メンバー16人で合宿中。7日にも韓国と強化試合を行い、最終登録の12人が決まる。

 第3Qを終えて20点のビハインド。厳しい展開の中、ジェイコブスが反撃ののろしを上げた。第4Q残り5分28秒、4分44秒にともに河村からのパスを受けて3点シュートを成功。前半は4本全てを失敗したが「打つのをやめると、もっと悪い印象になる。自分を信じて打ち続けた」と心は折れなかった。第3Qにも1本決め、後半は5本中3本を成功。7リバウンドとゴール下でも存在感を示した。

 神奈川県出身で米国人の父を持ち、米国の西海岸で育った。コロナ禍でプレーする場所を失った20年末に帰国し、横浜BCの下部組織に加入した。17歳7カ月でトップチームデビューし、当時のB1最年少出場記録を樹立。オーストラリアのNBA選手育成組織を経て、昨秋からハワイ大でプレーする。昨夏のW杯前も日本代表に招集されたが、直前で落選。この1年で肉体改造に着手して体重を10キロ以上増やし、当たり負けしない強さを身につけた。

 6月23日のオーストラリア戦は9分20秒出場で無得点。2本放った3点シュートはともに外したが、ゴール下の強さを買われ、16人の最終候補に残った。この日は23分19秒プレーし「前の試合よりはマシ。ステップアップできた」と自己評価。五輪登録枠は12で、現メンバーから4人がカットされる。ジェイコブスは渡辺飛、川真田、井上、テーブス、金近、佐々木らとともに当落線上にいるが、ホーバス監督から「晶はいい仕事をした」と高評価を受けた。格下に1点差で屈した試合で、未完の大器が存在感を示したことが数少ない収穫となった。 (木本 新也)

 ◇ジェイコブス 晶(じぇいこぶす・あきら)2004年(平16)4月13日生まれ、神奈川県横須賀市出身の20歳。米国人の父と日本人の母を持つ。生後間もなく渡米し、4歳から競技を始める。20年に帰国し、21年1月に横浜BCの下部組織に加入。同9月にトップチームの特別指定選手となり、同11月の宇都宮戦でBリーグデビューした。昨夏のU―19W杯で8強入りに貢献し、ハワイ大に進学した。2メートル3。左利き。

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