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阪神先制されたら14連敗…岡田監督「(救援陣は)そら酷よ。1点では、おまえ」 延長10回力尽きる

スポニチアネックス / 2024年7月6日 5時18分

<神・D> 5回1死三塁、空振り三振に倒れ悔しがる阪神・近本(撮影・大森 寛明)

 ◇セ・リーグ 阪神1ー2DeNA(2024年7月5日 甲子園)

 阪神は5日、DeNA戦(甲子園)で今季16度目延長戦の末に1―2の惜敗を喫した。過去3度の対戦で一度も勝てていない先発・ジャクソンの攻略にまたも失敗。岡田彰布監督(66)は反発力のなさを嘆いた。投打がかみ合わず先制を許した試合は5月21日の広島戦から14連敗。7月初の連敗で1日以来の勝率5割に逆戻り。巨人が勝利したため4位に転落した。

 ジャクソン・アレルギーが深刻だ。過去3度の対戦で、1試合で最高でも1点しか奪えていない苦手意識がまた浮き彫りになった。150キロ台の直球とチェンジアップを軸とした組み立てに、うまく対応できない。降板した6回まで3安打に封じられ得点を奪えなかった。岡田監督はあきれ気味に振り返った。

 「一緒やな。今日も。そら毎回言うてるやんか、ストレートって言うて」

 最も悔やんだのは、1点を追う5回。1死三塁のチャンスで、復調傾向を見せていた近本が空振り三振に倒れた。中野がバットの芯で捉えた打球は中堅の正面を突き、スコアボードに0が刻まれた。4万2620人のスタンドがため息に包まれた。

 「早いところで同点に追いついてたら、だいぶん違ったけどな」

 延長10回に5番手・石井が佐野に決勝打を浴びたものの、指揮官が投手陣を責めることはない。「(救援陣は)そら酷よ。1点では、おまえ」。得点圏に走者を5度進め、奪った得点は7回の近本の犠飛による1点。精彩を欠いた攻撃陣をただただ残念がった。

 延長戦は両リーグ最多で、早くも昨季に並ぶ16回を数える。「ああそう。点が取れへんからやろ、それは」。先制をされたゲームは、これで14連敗。たった1点のビハインドが重荷になっている現状に「(反発力は)そら、ないない」とサバサバと語った。

 「1点は普通、そんなに重くないんやで。先制点って言うても、昨日のゲームにしても、最少失点の1点でしのいでるわけやからなあ。普通やったら、そんなに重くないよ」

 7月1日以来の勝率5割に逆戻りし、4位に後退した。阪神監督として球団最多を更新する515勝目もお預けになった。きょう6日にも負ければ、4月17日以来の借金生活に転落する。しかし、今季の猛虎はここからがしぶとい。5割に戻って迎えた試合で3度勝ち、負け越しを全て回避している。再び「反発力」を見せるときが来た。(倉世古 洋平)

 ○…阪神は2連敗で勝率5割となり、4位に転落した。今季は先制を許したケースは7勝26敗3分けで、5月21日の広島戦から14連敗。期間中、先制されてから一時的に逆転したのは6月1日のロッテ戦(0―1→9回2―1)と7月4日の広島戦(0―1→2回3―1)しかなく、6度で零敗を喫するなど打線が低迷している。

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