カブスの先発スティールがメジャー初完投勝利で今季初勝利 鈴木誠也が先制2ランで援護

エンゼルス戦でメジャー初完投勝利を挙げたカブス・スティール

　カブスの先発右腕ジャスティン・スティール投手（28）が、5日（日本時間6日）の本拠地シカゴで行われたエンゼルス戦でメジャー初完投勝利を挙げた。

　4回まで無安打投球を続け3点リードの5回に2安打で1点を返されたが、そこから4回1/3、実に13人連続で討ち取って勝利投手となった。終わってみれば9回を2安打1失点、7三振、2四球。メジャー4年目、87試合目にして初めての完投勝利となった。また、今季13度目の登板でようやく今季初勝利を手にし、これで今季成績は1勝3敗、防御率2・95となった。

　スティールは昨年16勝5敗、防御率3・06とブレークしたが、今季はなかなか味方打線の援護に恵まれなかった。

　この日は初回に鈴木誠也が先制12号2ランを放って援護射撃。前日に3ラン2本と爆発した5番・ハップも2安打2打点と活躍した。4回には2死無走者から右翼・鈴木が浅い飛球をグラブに当てて落球し、この日初めて得点圏に走者を背負ったが、この回は得点を許さなかった。