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ヤクルト・サンタナが周囲から愛され日本野球に順応できる理由 奥村部長の人柄も反映

スポニチアネックス / 2024年7月6日 7時3分

声援に応えるサンタナ(撮影・島崎忠彦)

 連日の酷暑が続く中、ヤクルトは5日に神宮球場で巨人戦を行った。午後1時30分頃に神宮クラブハウス前にいると、助っ人のサンタナがバットを持って戻ってきた。もちろん、汗びっしょり。若手選手に交ざり、室内練習場での早出特打を終えたところだった。

 その後にグラウンドで通常の練習。サンタナはここでも村上、オスナと3人のグループでフリー打撃で快音を響かせた。「暑い中、よく打つなあ…」。日によっては、練習を終えた後にもう一度、室内に足を運び、試合前の最終チェックとばかりに1日で3度目の打撃練習を行うこともあるという。4日終了時点で打率・313、42打点のリーグ2冠。好成績の裏には不断の努力があるのだが、何より真面目な性格がナインやファンに愛される理由だろう。

 3日のDeNA戦で放った決勝打も見事だった。3―3の9回2死一、二塁。サンタナは「とにかく走者を還す、それだけ」と熱く燃えていたが、頭は冷静だった。カウント1―2と追い込まれると「強振するつもりだったけど、コンパクトにしっかりミートすることを意識した」と思考を切り替えた。

 森原の4球目は外角低めの149キロ直球。難しいコースだったが、ミートを意識した軽打で逆方向の右翼線へ。「彼(森原)も、ちゃんと投げ切ったと思うけど、自分のスイングが上だったかな」と胸を張った。大リーグの中継を見ていても、とにかく外国人選手は一発を狙ってバットを振り回す。状況に応じて柔軟な打撃ができるサンタナは、まさに日本の野球に順応していると思う。

 オスナ、ヤフーレらヤクルトは「優良助っ人」が活躍している。球団で外国人選手獲得をになっている奥村政之国際グループ担当部長のことは、彼が1995年にマリナーズ・マック鈴木の通訳を務めていた時から取材を通して知っている。奥村部長の実直な人柄も、獲得する選手に反映されているのかな、などとサンタナを見て思った。(記者コラム・鈴木 勝巳)

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