カブス・鈴木誠也 先制12号2ランで連勝に貢献もエラーを反省「申し訳ない気持ちです」
スポニチアネックス / 2024年7月6日 6時54分
◇インターリーグ カブス-エンゼルス(2024年7月5日 シカゴ)
カブスの鈴木誠也外野手(29)が5日(日本時間6日)、本拠地シカゴでのエンゼルス戦に「4番・右翼」で先発出場。初回2死一塁から93マイル(約149・6キロ)速球を中越えに12号先制2ランを運んだ。2日(同3日)のフィリーズ戦以来、3試合ぶりの一発にスタンドは沸いたが、その後の守備でケチがついた。
3点リードで迎えた4回の守備だった。2死無走者から鈴木は右翼への浅い飛球を前進して捕りに行ったが、グラブに当てて落球(記録は失策)。それまで無安打に抑えていた先発スティールに初めて得点圏に走者を背負わせてしまった。結果的にこの回は無失点で済んだが、守備位置に戻った鈴木は左拳で何度も自らの左大腿を殴りつけて悔しさをあらわにした。
試合後は先制2ランよりも4回のエラーに地元メディアの質問が集中。険しい表情で「一つのエラーがなければ、もっと(投手が)余裕で投げられたと思うので申し訳ない気持ちです」と話した。
さらに、守備強化策を聞かれると「ヘタクソなだけじゃないですか?」と自虐的に話した後、「特に考えることもないですし、やれることをしっかりやるしかない、それだけです。練習しかないですし、試合でたくさんボールを捕って自信をつけるしかない」と声を震わせた。
球場の日差しや強風などの条件も要因として挙げられたが「難しいのは、もちろん言い訳にならないですし、みんなこの球場でやってますし」と言い訳にせず。最後は「ピッチャーに迷惑をかけたくないので申し訳ない気持ちです」と声を絞り出した。
この日の本塁打で日本選手単独5位だった通算本塁打を46本に伸ばし、同4位の城島健司まであと2本に迫ったが、試合後は笑顔なし。先発スティールは5回に1点を失ったものの、メジャー4年目で初完投勝利を挙げ、ようやく今季初勝利を手にしただけに、余計に鈴木の失策が目立つ結果となった。
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