勝地涼 23年来の仲で同じ誕生日の人気俳優「いい役者ってなんだろうなって考えるきっかけをくれる」

俳優の勝地涼

　俳優の勝地涼（37）が6日放送の日本テレビ系「メシドラ～兼近＆真之介のグルメドライブ～」（土曜前11・55）に出演。23年来の付き合いという信頼を寄せる俳優仲間を明かした。

　俳優の森山未來をゲストに初関西遠征として神戸市をドライブした回の2週目。勝地は途中参加。これまでの最多となる3回目の出演となった。

　森山は勝地との仲について「23年ぐらいの付き合いですね」と説明。勝地は「俺、中学3年生の時、未來くんが高校2年生。（年齢は）未來くんのほうが2個上」と補足すると、森山も「2個上で誕生月日が一生」と同じ8月20日生まれであることを明かした。

　勝地は「血液型も一緒。でも芸風全然違う。出会った当時、バスケットのドラマだったのよ。田村正和さんのドラマで」と出会いはフジテレビのドラマ「さよなら、小津先生」（2001年）だったとし、「その時にバスケット練習とか、ドラマの撮影の前から一緒に。その時の未來くん、かわいかったよ。“誕生日いつなの？”って聞いてきたの」と最初の会話を回顧。「話すことなかったんだろうね。“8月20日だよ”“あ、一緒やん！”って。“血液型は？”“AB型”“一緒やん！”って。そんなかわいい時もあったのよ、未來くん」と懐かしんだ。

　さらに「そこから『髑髏城の七人』っていう舞台でも共演させてもらって、バスケを一緒にがんばってたあの時のかわいい未來くんじゃない。キレッキレのドゲッドゲの森山未來なわけ。尖がりまくっているわけ。でも、それはある意味、舞台をよくするためなんだけど、いい意味で厳しいの。俺が結構悩んでたの。稽古の時間かかっちゃって、ちょっと足引っ張ってる感覚はあった。いまいちキャラをつかめてない部分があった」と回顧。「そしたら未來くんが“お前、ああいうキャラクターなんだったら、殴るアクションで一発一発で大声出すとかやってみたら？”って。そしたら、なんかつかめた気がしたのよ、キャラクターが。そのときからケツ叩いてくれるっていうか」とした。

　その後、映画「北のカナリアたち」（2012年公開）でも共演。「試写のあとに、（満島）ひかりちゃんと、未來くんと俺と飲みに行ったの。未來くんとひかりちゃんから“勝地はもうちょっとやれた”と思う。まっすぐな目をした森山未來と、まっすぐな目をした満島ひかりに言われたら、芸能人生で3本の指に入るぐらい悔しい日だった」と勝地。「何で悔しいかって、俺も試写見た時に、“勝地なんかもうちょっとやれたよな”って思えたの。凄く図星だったし、いいお芝居ってなんだろうなって、いい役者ってなんだろうなって考えるきっかけをくれる森山未來という役者なんですね」と話した。

　この日は神戸への遠征での出演。「未來くんのためなら神戸まで来たいと思うよね。未來くん、好きなのよ」ともらした。