広島・羽月の積極走塁は実らず「僕の責任。申し訳ない」 三邪飛で本塁狙うも憤死でゲームセット

＜中・広＞9回、代打・松山の三邪飛で、三走・羽月（右）は本塁を狙うもタッチアウト（捕手・加藤匠）（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　広島1―2中日（2024年7月6日　バンテリンD）

　広島・羽月の積極走塁は実らなかった。1―2の9回無死一塁で代走として起用され、坂倉の四球、小園の犠打で三塁に進塁。1死二、三塁では代打・松山の三邪飛で果敢にホームを狙うも、本塁で憤死した。「僕の責任。申し訳ないです」。試合後は反省の言葉を口にしてバスに乗り込んだ。

　4日の阪神戦では同点の8回無死一塁で代走起用され、羽月による2つの盗塁から決勝点を呼び込んだ。この日も“足のスペシャリスト”として1点を争う場面で起用された。しかし武器を生かせなかった。新井監督は「羽月はよくスタートを切ったし、あれはもう（中日の三塁）福永君のファインプレーだったと思います。捕ってからも早かったし、対角になるから投げづらいと思うけど、ここしかないというところに投げている。羽月もそういうのを分かってスタートを切っている。アウトになったけどよくトライしたと思う」と果敢に挑戦する姿勢を評価した。