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【ボクシング】岩田翔吉 世界前哨戦で6回TKO勝ち 4連続KOで「必ず世界チャンピオンになる」

スポニチアネックス / 2024年7月6日 21時27分

TKO勝利に笑顔の岩田(左)と粟生トレーナー

 ◇プロボクシングライトフライ級10回戦 岩田翔吉(帝拳)《6回1分10秒TKO》ジャージール・トリニダード(フィリピン)(2024年7月6日 東京・後楽園ホール)

 WBC、WBO世界ライトフライ級1位の岩田翔吉(28=帝拳)が世界前哨戦にTKO勝ちし4連続KO勝利を挙げた。

 初回はリングを広く使いながら試合を進めた岩田だったが、2回にカウンターの左フックを浴び一瞬ぐらついた。「パンチは効いていなかったが、独特の軌道だった」とクリンチで逃れながら、立て直した3回に左アッパーで一度目のダウンを演出。6回には左フックで再びダウンを奪い、再開後はロープ際で連打を浴びせレフェリーが試合を止めた。

 一度もダウン経験のないトリニダード(フィリピン)から2度のダウンを奪った岩田は「陣営からは勝てばいいんだと言われていた。勝つことができたことは良かった」と汗を拭った。

 22年11月に世界初挑戦でWBO世界ライトフライ級タイトルマッチで王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)に敗れプロ初黒星。「負けてからの時間が人間としても重要な時間だった。悔しかったし考える時間も多かったが今は精神的に強くなったと思う」と再起後は4連続KO勝利で世界再挑戦へアピールを続けている。

 WBAスーパー&WBC統一ライトフライ級王者の寺地拳四朗(32=BMB)にフライ級転向の可能性が浮上するなど、2団体で世界1位の岩田にとっては世界への道が見えている。「まだまだ課題はある。ただ自分のストロングポイントも伸ばしながらやっていけば世界チャンピオンになれると思っている」と気合十分。「次がどんな試合になるか分からないが応援してほしい。またジムに戻ってやり直したい」と前を向いた。

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