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【ボクシング】帝拳ジムのホープ・高見亨介 世界挑戦経験あるトロハツに大差判定勝ち KO逃すも収穫口に

スポニチアネックス / 2024年7月6日 21時53分

大差判定勝ちに笑顔の高見

 ◇プロボクシング49・9キロ契約10回戦 高見亨介(帝拳)○判定●ウラン・トロハツ(中国) (2024年7月6日 東京・後楽園ホール)

 日本ライトフライ級1位の高見亨介(22=帝拳)が世界挑戦経験のあるウラン・トロハツ(31=中国)を3―0判定(79―73×3)で下し、デビュー7連勝(5KO)を飾った。

 ガードをがっちり固めるトロハツに対し、初回から右フックをたたき込んだ高見。ガードの上からでも強打を浴びせ続け、3回には強烈な左ボディーを2度突き刺すなど主導権を握り続けた。

 7回終了後のインターバルで苦笑いを浮かべた高見は試合後、自身6度目のKO勝利を狙っていたことを明かし「KOを意識はしていたが経験豊富なベテランの選手に飲まれてしまった」と一言。それでも「世界経験のある選手に8ラウンドフルに戦えたことはプラスにとらえたい」と19年大みそかに田中恒成(28=畑中)と対戦した(3回KO負け)難敵との試合を終え収穫を口にしていた。

 今年3月にに20歳の若さで急逝した、日本ライトフライ級ユース王者の坂間叶夢さんの思いを背負った。トランクスに「叶夢」の刺しゅうを入れた高見は「(坂間さんの)お父さんから了承をいただいて、弟分だった叶夢の名前を入れた。それが力になりました」と共闘に笑みを浮かべていた。

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