TBS系日曜劇場「ブラックペアン2」監督 考察合戦続く予感「あります」断言 注目は「謎のインサート」

7月期日曜劇場「ブラックペアン シーズン２」で世界的天才外科医・天城雪彦を演じる二宮和也（C）TBS

　嵐・二宮和也（40）主演のTBS日曜劇場「ブラックペアン　シーズン2」（7日スタート、日曜後9・00）。今作はフジテレビ「コード・ブルー」などの演出で知られる西浦正記氏（56）が監督を務めることでも話題だ。近年では、同局「VIVANT」（2023年7月期）、「不適切にもほどがある！」（24年1月期）、「アンチヒーロー」（同4月期）などで、視聴者によるSNS上での考察合戦が繰り広げられ、もり上がった。西浦氏に今作も続く予感があるのか、理由を聞いてみた。（鈴木　美香）

　フジテレビ「月9」のヒット作を手掛けてきた西浦氏は今年３月に独立、日曜劇場は初挑戦となる。

　「日曜劇場は“キングオブ地上波ドラマ”の印象です。僕が体験したものの中で言うと一番、近年でいうと、やっぱり予算感が多いと思います。その分、ドラマの代表というような背負っているものがあるというように、もともと私見ではありましたけれど、実際に撮影に入ってみて感じました」

　メガホンをとるのは、2018年4月期に二宮主演で放送された日曜劇場「ブラックペアン」の続編。シーズン1から6年後の世界を描く。二宮は、シーズン１で演じた天才的な技術を持つ外科医・渡海征司郎ではなく、人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦を演じる。

　渡海と天城のビジュアルがそっくりという設定、ほかにも謎が潜むストーリー…。「VIVANT」「不適切にもほどがある！」「アンチヒーロー」など近年はネットによるもり上がりもヒットの大きな要因となっている。

　今作について、西浦氏に考察合戦が続く予感について聞いてみると「ありますね」との答えが返ってきた。

　「見ていただくとわかるんですけど、謎のインサートが入ったりするので…。インサートが映像でパッと入ります」と説明。考察を呼び込む「謎のインサート」があるという。

　「月9」も手掛けてきた第一線の作り手。日曜劇場に臨む思いを「日曜夜に明日からまた頑張れるという、楽しかったねと言ってぐっすり眠れる作品を作っていきたい。ヒット作が続く枠でもあり、視聴者の皆さんの期待の高さも感じて緊張もしてますし、意識が高まる感じも持っています」と語っている。

そんな西浦氏が込めた“仕掛け”。どんなものなのか期待が高まるが「詳しくは言えないです。まだ今のところは…」と申し訳なさそうに話すにとどめた。

「謎のインサート」は初回にもあるのか…。放送が待ち遠しい。