日本ハム黒木、古巣相手に移籍後初登板で1回無安打無失点

＜オ・日＞8回から登板する黒木（撮影・後藤　正志）

　◇パ・リーグ　日本ハム1－4オリックス（2024年7月6日　ほっと神戸）

　昨オフにオリックスからトレードで加入した日本ハム・黒木優太投手（29）が6日のオリックス戦で、古巣相手に移籍後初登板した。1―4の8回から5番手で登板。1回を無安打無失点に封じ「意識することはなかったというのはうそになる。絶対に抑えてやるんだという強い気持ちでいきました」と、振り返った。

　先頭の福田を中飛に打ち取り、続く大里は空振り三振。紅林は四球で歩かせたが、最後は昨季までバッテリーを組んだ森を中飛に打ち取った。降板後は敵味方関係なく、スタンドから温かい拍手が送られ「今までこの人たちが味方で凄く心強かったんだなと思いました。対戦して嫌な打者が嫌な打順に並んでいるので」と、感慨を込めた。

　チームは痛恨の3連敗で4位に転落。開幕から走り続けてきた主力が夏バテ気味だが、黒木は「前半戦いっぱい投げてくれた投手陣は徐々に疲労感がたまってくる。そこを一つ補えるピースになれればいいかなと思います」。苦しいブルペンを支える一人となる。（清藤　駿太）