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伊東勤氏 テイクバック小さく球見えづらい楽天・古謝 差し込まれたソフトバンク打線

スポニチアネックス / 2024年7月7日 5時34分

<ソ・楽>2勝目を挙げた楽天・古謝(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ 楽天4-0ソフトバンク(2024年7月6日 みずほペイペイ)

 【伊東勤氏 視点】楽天・古謝はテイクバックが小さくて打者になかなかボールを見せない。監督時代に一緒にやった元ロッテの成瀬善久と、腕の引き方や肘の使い方が似ている。球速は古謝が上だが、成瀬はボールの出どころを見せず、タイミングを合わせづらい投手だった。

 古謝に対しソフトバンクの打者は差し込まれていた。打者がいつもの感覚で打ちにいくと手元までボールが来ていて捉えきれない。初回1死一、二塁。4番・山川に2球直球で攻めカウント1―1。チェンジアップでファウルを取り、最後は真ん中にズバッと直球で空振り三振。山川は完全に差し込まれていた。3回の第2打席は余裕が出てツーシームで空振り三振。以降も主導権を渡さなかった。

 6回、89球での降板。7回も見たかった。今後、ローテーション投手として使うのか、大事に育てていくのか。楽天首脳陣の考えを聞いてみたい。

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