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阪神・伊藤将 約1カ月ぶりの4勝目は岡田監督“阪神歴代トップ”515勝目のメモリアル星

スポニチアネックス / 2024年7月7日 5時17分

<神・D>汗を飛ばして力投する伊藤将(撮影・北條 貴史)

 ◇セ・リーグ 阪神2-1DeNA(2024年7月6日 甲子園)

 阪神・伊藤将は表情にも安堵(あんど)感をにじませた。7回1失点で3連敗から脱出し、約1カ月ぶりの4勝目。「ホッとしています」と率直な心境を明かした。

 初回の窮地を自らの手で脱した。先頭の梶原に中前打を浴び、続く初球に二盗を許した直後だ。脳内は冷静だった。2球目を投げる前に絶妙のタイミングで素早く二塁へけん制球。当初のセーフ判定がリクエストで覆った。「(遊撃・小幡の)アイコンタクト(のおかげ)ですね。あそこでアウトを取れたのは大きかった」。前夜まで2日続けて三盗を許した教訓を生かした。

 DeNAとは早くも今季5度目の対戦。「何とか自分の投球をしてチームが勝てるようにと」。4回1死からオースティンに今季3被弾目で先制を許した。4回以降の3イニングは全て先頭打者に出塁を許しながら、低めへの意識を捨てず、2併殺を奪った。

 同じ左腕の大竹から「楽観的」とうらやましがられる性格でマウンド上では常に“鉄仮面”で動じない。約1カ月間、白星に恵まれず、打たれても打たれても、表情を変えずに投げるのは「野手の方もみている。悪影響を及ぼす」という矜持があるから。7回2死でカウント1―2から佐野の空振りを誘ったチェンジアップが真ん中高めにいった時だけ表情をゆがめた。「危なかった」。好投を演じても、次回登板への反省を刻んだ。

 岡田監督が阪神監督では歴代単独トップの515勝目を挙げた一戦で勝利投手の栄誉。「自分で良かったかなと…。良かったです」と笑った。五分に戻した4勝4敗、防御率3・48では満足していない。再出発へ思いをはせた。 (石崎 祥平)

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