ソフトバンク・近藤 4戦連続無安打に「見え方が良くない」 10カードぶり負け越し&1年ぶり本拠3連敗

＜ソ・楽＞3回、空振り三振に倒れる近藤（投手・古謝）（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　ソフトバンク0－4楽天（2024年7月6日　みずほペイペイD）

　無双状態で打ちまくっていた鷹の背番号3もさすがに小休止となっている。ソフトバンク・近藤が4打数無安打に終わった。新人の先発左腕・古謝には3打席凡退。これで移籍2年目で初の4試合連続無安打となった。小久保監督は「技術が抜け過ぎているので僕ごときが分かるはずもないです」と話し、近藤は「ボールの見え方が良くないなという感じですかね。立った時の感覚が良くない」と現状について説明した。

　長いシーズンでは好不調の波はある。「投手も頑張ってくれている。チャンスで回ってきているし、そこで一本打てていればゲームの流れも変わる」と再び快音を響かせることを誓った。

　チームは今季最少の3安打で7度目の零敗を喫した。圧巻の打撃を見せてきた近藤の当たりが止まり、7月は3点、0点、1点、0点と打線が湿ってきている。チームは相手先発が左投手の試合で苦しむ傾向にある。指揮官は「一気に全員が悪くなっている感じ。年間を通したらあることだけど、見せ場がなくてファンの方には申し訳ない」とわび、「相手が左だから出ている選手もいる。結果を出さないと、この世界は飯が食えなくなる。奮起を期待します」と話した。7月4試合で12打数無安打の正木ら若手を鼓舞した。

　実に10カードぶりの負け越し。本拠地3連敗はおよそ1年ぶりだった。7日に左腕・藤井を攻略して悪い流れを止める。（木下　大一）