京都・亀岡は開幕戦で“継投完全試合” 杣田から細見晃でリレー

＜亀岡VS朱雀・西乙訓・京都教大付・大江＞4回8奪三振と好投した亀岡先発の杣田（撮影・千田　篤史）

　◇第106回全国高校野球　京都大会1回戦　亀岡11―0朱雀・西乙訓・京都教大付・大江（2024年7月6日　わかさスタジアム京都）

　亀岡が開幕試合に登場し、継投で“完全試合”を達成した。先発した杣田（そまだ）健一郎（2年）は8奪三振など4回打者12人を完璧に抑え、2回までに11得点の援護に応えた。1メートル82の長身から打者に「背番号1」を見せて投げ込む独特のフォーム。「今日はストレートが良かった」と振り返り、「監督の指示なんで」と5回のマウンドを譲った。

　代わった細見晃雅（こうが、3年）も打者3人で抑え、冨山勇樹監督は「先の試合のことも考えて細見（晃）にマウンド経験をさせたかった。杣田は頭のいい子。開会式直後の緊張感もあって立ち上がりはボールが先行したが、2回から本来のピッチングをしてくれた」と称えた。シード校の福知山成美に挑む2回戦へ勢いづいた。