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第2次エディー・ジャパン、初白星 矢崎が先制トライ“起点”指揮官が称賛

スポニチアネックス / 2024年7月7日 4時58分

矢崎由高

 ◇ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ2024 ジャパンXV26―14マオリ・オールブラックス (2024年7月6日 豊田スタジアム)

 日本代表を含むメンバーで構成するジャパン・フィフティーン(XV)は、ニュージーランドの先住民マオリ系で構成するマオリ・オールブラックス(AB)との第2戦に26―14で勝利した。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、64)にとっても、今年1月の9年ぶり復帰後、3戦目で初勝利。27年W杯に向けて「超速ラグビー」をコンセプトに掲げ、思い切って登用した若手が期待に応えた。

 第1戦同様、ピッチ上で試合を見守ったジョーンズHCは笑みを浮かべて選手たちと次々に握手を交わした。1週間前は10―36で完敗しながら、若手登用を貫き待望の初勝利。「結果は若い選手のハードワークによるもの。素晴らしい選手が多い」と相好を崩した。

 特に指揮官が名指しで称えたのが、イングランド戦から3戦連続で先発起用したFB矢崎だ。前半9分、相手防御ライン裏のスペースへ左足でキックを転がしペナルティーを誘発。ゴールまで10メートルの位置でSH斎藤がすかさずゲームを再開し、CTBトゥアの先制トライを呼び込んだ。

 後半には貴重なPGを決めた20歳を、指揮官は「非常に良いプレーをしており、今後の成長に期待している」と評した。第1戦ではスピードとステップによるビッグゲインで見せ場をつくったが、この日は足技と判断の確かさと速さを発揮。「(高温多湿の)コンディションに合わせてキックも多用した」という指示にも応えた。

 マオリABは15年W杯で歴史的3勝を挙げる前年秋、フルメンバーの日本代表が2戦しても勝てなかった相手で、世界ランク1桁台の実力を持つ。通算5度目の対戦で挙げた初勝利に、ジョーンズHCも「日本ラグビーにおける大きな一歩」と手応えをにじませた。

 ≪若手FW活躍 底上げを証明≫若手が多く、W杯経験者が一人もいないFW第1列が再び起用に応えた。後半13分にはテンポよく攻め、最後はゴール前の密集からプロップ竹内がボールを持ち出しトライ。同36分には途中出場で早大4年のフッカー佐藤が、モールから勝利を決定付けるトライを挙げた。セットプレーでも安定感を示し、底上げを証明。共同主将を務めた先発フッカーの原田も「結果を残せて良かった。最初の20分で流れをつかめた」と喜んだ。

 ≪マオリAB 目立ったミス≫ニュージーランド代表経験者もいる編成ながらミスが目立ち、持ち味の攻撃力が鳴りをひそめた。共同主将のCTBポイヒピは「重圧をかけられ、多くのミスをしてしまった」と脱帽。蒸し暑さにも苦しめられたが「タフだったが、お互いに同じ状況」と言い訳をしなかった。

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