イングランド指揮官 4強進出に歓喜「これまでで最高の試合」 PK戦は「経験ある選手が増えてる」

＜欧州選手権　イングランド・スイス＞PK戦で勝利し喜ぶイングランド代表サウスゲート監督（ロイター）

　◇欧州選手権準々決勝　イングランド1―1（PK5―3）スイス（2024年7月6日　デュッセルドルフ）

　サッカーの24年欧州選手権（EURO）ドイツ大会は6日、悲願の初優勝を目指すイングランドが準々決勝でスイスと対戦。1―1のまま延長戦でも決着つかず。突入したPK戦を5―3で制し、2大会連続の4強進出を果たした。

　サウスゲート監督は試合後「選手たちは素晴らしかったと思う。これまでで最高の試合だった。スイスは本当に良いチームで、プレッシャーをかけるのも、守るのも難しく、動きも良かった。それでも我々が気概と粘り強さを見せた。トーナメントで勝つには、良いプレーをするだけではなく、他のすべての資質を見せなければならない」とイレブンの奮闘を称賛。

　PK戦については「我々は良いプロセスを築いており、これまでに3回勝利している。負けた1回（前回大会EURO決勝）は痛手だった。我々のチームにはPKを定期的に蹴る選手が多く、PK戦で蹴った経験のある選手も増えている。それでも、選手たちは落ち着いてPKを蹴らなければならない。そしてゴールキーパーがいる。彼（ピックフォード）は必ず1回はセーブしてくれるので、我々にチャンスが生まれる」と、PK戦で相手1人目のシュートを止めた守護神ピックフォード（エバートン）を称えた。

　延長戦途中でベンチに退いた主将ケーン（Bミュンヘン）に関しては「彼は信じられないほどうまくチームを率いており、若い選手たちを導いている。彼は足がつってしまった。イバン（トニー）というもう1人のPKキッカーを投入する必要があった」と、交代理由を明かした。