ルーキー杉浦悠太がプロ初優勝 プロ転向12戦目での大会史上最短Vを果たす/日本プロ選手権

＜日本プロ選手権・最終日＞4番、ティーショットを放つ杉浦悠太（撮影・井垣　忠夫）

　◇男子ゴルフツアー　日本プロ選手権最終日（2024年7月7日　岐阜県・富士カントリー可児C志野＝7201ヤード、パー72）

　今季国内メジャー第2戦の最終ラウンドが行われ、単独首位から出たツアー本格参戦1年目の杉浦悠太（22＝フリー）が3バーディー、3ボギーの72にまとめ、通算18アンダーでプロ初優勝をメジャー制覇で飾った。日大時代の昨年11月のダンロップ・フェニックスでのアマチュアVに続くツアー通算2勝目。大会初出場での優勝は記録が残る85年以降で09年池田勇太以来の日本勢2人目、プロ転向12戦目で勝利は大会史上最短記録となった。

　史上最年少での日本タイトル3冠を狙った蝉川泰果（23＝アース製薬）は71と伸ばしきれず、通算17アンダーで稲森佑貴（29＝国際スポーツ振興協会）と並ぶ2位だった。通算15アンダーの4位には岩田寛（43＝フリー）と清水大成（25＝ロピア）が続いた。

　◇杉浦　悠太（すぎうら・ゆうた）2001年（平13）9月12日生まれ、愛知出身の22歳。父・博倫さんの影響で3歳でゴルフをはじめ、福井工大福井2年時の18年に日本ジュニア優勝。日大に進学し、4年時の昨年9月のパンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグで個人、団体の2冠。同11月のダンロップ・フェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を飾った。憧れの選手は石川遼。1メートル72、74キロ。