広島サヨナラ負けで同一カード3連敗 新井監督「タフな試合が続いている」 7月は1勝5敗と急失速

＜中・広＞9回、代打・板山にサヨナラ打を喫した栗林（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　広島1－2中日（2024年7月7日　バンテリンD）

　広島の守護神・栗林が同点の9回1死満塁から中日の代打・板山にサヨナラの右前打を浴び、チームは今季4度目の同一カード3連敗を喫した。

　打たれた栗林は「先頭の四球がもったいない。最後は自分が一人相撲のような投球をしてしまって申し訳ないです」とこの回先頭・田中への四球から崩れたことを悔やんだ。新井監督は「うちのクローザーなので。栗林で負けたらしょうがない。そういう時もある」と結果を受け止めた。

　打線は0―1の5回に小園の二塁打をきっかけに1死三塁から堂林の左犠飛で一時同点に追いついたが、散発3安打に終わった。今カード3戦で連打は一度もなく計11安打2得点。中日戦は3勝9敗1分けと苦戦が続く。

　指揮官は「投手との巡り合わせでタフな試合が続いていると思う。今週はちょっと負けが多かったけど、戦い自体はしっかり粘って戦えている。チーム全体でこれをいい経験にして、少しずつ成長していきたい」と前を向いた。