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京本政樹 今は亡き名優の遺志継いで舞台出演「京本、頼むよって言いに来たんじゃないかな」

スポニチアネックス / 2024年7月7日 17時25分

京本政樹

 俳優の京本政樹(65)が、7日放送のニッポン放送「笑福亭鶴瓶 日曜日のそれ」(日曜後4・00)にゲスト出演し、22年に死去した俳優の故・渡辺裕之さん(享年66)との関係について語った。

 渡辺さんとの交流は40年以上にも及ぶという。「あんまりしゃべったことなかったんですけど、(笑福亭)鶴瓶さんと出会う前後ぐらいから知り合いなんですよ」。きっかけは「友達同士が友達だったんですよ」という偶然で、「ワイワイ言いながらボウリングに行ったりしてたんですよ」と、遊び友達だったことを明かした。

 「いつの間にか僕が『必殺(シリーズ)』でブレークして。『オイディプスの刃』って映画を撮ったんです。その時にナベさん(渡辺さん)と映画でご一緒するんですよ。ポスターにも2人が載ってるんです」。初共演の思い出を振り返りつつ、「僕とは真逆で、真っ黒にしてね、スポーツ、いつも“ファイト一発!”って言ってましたからね。でも何となく、波長が合ってたんでしょうね」と語った。

 京本は、99年から主演してシリーズ化されたドラマ「新・部長刑事アーバンポリス24」で、武町京子のペンネームで脚本も務めていた。「本を書いた時に、“この先輩刑事の役は渡辺さんにやってもらいたい”と思って、ナベさんに電話入れて、来てもらって」。また「僕が音楽のチーム『ガロプロ(GARO Project)』というのを作ったら、“京本、俺も入れてくれよ”って、一緒にバンドやったり。一緒に2枚くらいCD出したり」と、公私にわたり深い関係だったことを明かした。

 そんな渡辺さんは22年に死去した。生前に情熱を注いだのが、日本と欧州の架け橋になったシーボルトの自伝的舞台だった。渡辺さんの死去後、京本に出演の打診が。真逆のキャラクターでもある京本は「渡辺裕之さんと全然違うしな」と答えをためらっていたという。

 それでも、制作陣の熱意にほだされ、少しずつやる気になっていった。「最初は見てくれとか白髪にしなきゃいけないだろうとか、いろいろなことはありますから。ナベさんに合わせようと思っても無理なので」。そんな中、返事の締め切りが設定されたという。「向こうが“5月3日に返事をいただけないか?”って言うんですよ」。スタッフもゴールデンウイークに入るため、その日付に戸惑っていたが、「“何で5月3日なんですか?”って聞いたら、渡辺さんが亡くなられた日だった」という。

 運命を感じた京本は、「これはナベさんが“京本、頼むよって言いに来たんじゃないかな”っていう思いもあふれてきて、やるからにはナベさんがかわいがっていた若手連中とか、そういうのをどうしてあげられるか分からないけど…」と、渡辺さんの遺志を継いで出演を承諾したことを明かした。

 京本は8月8~11日に東京・銀座博品館劇場で上演される舞台「ハインリッヒ・シーボルト没後115周年記念公演 シーボルト父子伝~蒼い目のサムライ~受け継ぐ者達」に出演する。鶴瓶は「宣伝すればええで。宣伝せなあかんやんか」と、京本の思いに理解を示していた。

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