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井岡に勝ったマルティネス 孫悟空Tシャツ着て会見「井岡のシャッポを抜いた」「再戦したいなら…」

スポニチアネックス / 2024年7月7日 21時55分

<井岡・マルティネス>勝利したマルティネス(撮影・島崎忠彦)

 ◇WBA・IBF世界スーパーフライ級王座統一戦(2024年7月7日 東京・両国国技館)

 WBA世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(35=志成)がIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との2団体王座統一戦に0―3の判定で敗れ、18年大みそか以来となる黒星で、12年6月のミニマム級以来のベルト統一に失敗した。キャリア終盤で手痛い黒星を喫した。採点は112―116、111―117、そして108―120のフルマークをつけた採点も1人いる完敗だった。

 2団体統一したマルティネスは、判定ながらも井岡に完勝しリング上で歓喜の涙。陣営が歌い出す中で、井岡に対して「チャンピオンの中のチャンピオンだった」と敬意を示した。

 その後に行われた会見でも、陣営が歌い、マルティネスも歓喜の孫悟空ポーズ。そして孫悟空Tシャツを着た2団体統一王者は「試合は期待していた通り。戦争のような試合をしたかった。でシャッポを抜いた。試合を受けてくれて感謝している」と孫悟空が主人公の世界的漫画「ドラゴンボール」のエピソードを交えて喜びを表現した。

 試合については「1ラウンドは待とうと思ったが、相手が出てきたので驚いた。井岡のパンチ(ボディー)が当たって効いた。12回やるつもりだった」と素直な思いを吐露。上下左右のコンビネーションを繰り出す中での最後の打ち下ろしについて「ピューマ風のコンビネーションを出した。全てのラウンドを取らないと負けると思っていた」と語った。

 最後には「12回が終わって勝利は確信した。自分の方がパンチが多かったし、当たっていたし。井岡のも当たっていたが…。2人のグレートなチャンピオンが日本の皆さんにスペクタクルな試合を見せた。次の試合を探しにいきたい。バムともやりたいし田中恒成とも。支払い次第だ。井岡が再戦したいなら選択肢に入れる」と満足げに語った。

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