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【都知事選】日本人の選挙観に変化? 小泉今日子、GLAY・TERUら著名人のSNS積極発信目立つ

スポニチアネックス / 2024年7月7日 23時7分

小泉今日子

 任期満了に伴う東京都知事選が7日、投開票され、現職の小池百合子氏(71)が3選を確実にした。

 今回の選挙には史上最多の56人が立候補した。期日前投票は過去最多の215万1251人で、投票率は18・65%に上った。前回(20年)より22・6%増、39万7238人多かった。

 有権者の都政への関心の高さもさることながら、選挙の大切さを訴えるインフルエンサーたちの影響も少なからずあると考えられる。著名人らがSNSを使い、以前にも増して発信をするようになったからだ。

 発信の仕方はもちろん、人それぞれ。支持する候補者を熱烈に後押しする人もいれば、単純に施策への興味や、投票行動を呼びかけるケースもあった。

 女優の小泉今日子(58)は、代表取締役を務める「株式会社明後日」のX(旧ツイッター)で、蓮舫氏の生い立ちや政策を語る動画を引用投稿。蓮舫氏の街頭演説にエールも送り、蓮舫氏とSNS上でのやりとりが公開されている。

 これまで選挙に無関心だった若者世代からも、選挙の大切さを訴える声が上がった。元「アンジュルム」の歌手・和田彩花(29)は、都知事選についてXで連日投稿した。「若い世代への奨学金返済支援、非正規雇用から正規へ、あらゆる立場の人が使えるパートナーシップ宣誓制度、政治資金パーティーは開催しないとのことから、蓮舫さんを応援!」。公約を理解した上で、自分の考えに合った蓮舫氏に投票したいきさつをつづり、ユーザーに期日前投票の利用などを呼びかけた。

 人気ロックバンド「GLAY」のTERU(53)は、投票した候補を具体的に明かすことなかったが、「当然ですが東京都の未来を預ける人を選ぶ選挙です!自分の未来と言っても過言ではありません!」「みんなで選挙に参加しましょう!!! 僕個人としては新たな風に乗りたいと思ってます!」などと投票を呼びかけていた。

 実業家の堀江貴文氏(51)は告示前の6月、石丸伸二氏とYouTubeチャンネルで対談。その後、「政治動画切り抜き勢が石丸さんに殺到しているらしい。それくらい動画で伸びてる。一位を伺う勢いだとバンドワゴン効果でひょっとしたらひょっとするかも」と、多くの人の行動が他人にも影響する心理現象に触れた。

 芸能人が選挙や候補者に触れることについて、日本ではこれまではタブーのような空気があった。対照的に米国では、著名人が応援する候補者を公表するのは当たり前の光景だ。米大統領選では、人気シンガー・ソングライターのテイラー・スウィフトが、現職のバイデン氏か、返り咲きを目指すトランプ氏のどちらを支持するかが選挙戦の大きなカギを握るとも伝えられている。

 元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏は、以前から「芸能のタレントさんとか、スポーツ選手とかが政治的なスタンスを明確にするのは大賛成」という立場。テレビでの支持表明は放送法に触れる恐れがあるため、注意が必要だが、「テレビで発言する以外のところでは、大いにタレントさんやスポーツ選手が政治的スタンスを明確にして、若者たち、次世代の人たちを巻き込む形で政治論争をしてもらうのが、今後の政治においてぜひやっていただきたい」と述べていた。

 今回の都知事選では、俳優・浅野忠信の妻で女優の中田クルミがXで「政治のこととか選挙のこととか、SNSで発信するのもう怖く無い時代になったね」と投稿。時代が変わったことを肌で感じた様子だった。

 自民党派閥による裏金事件など、金権、腐敗政治の一因は、有権者の無関心にあると指摘する声もある。そうした危機感が、投票率の上昇やインフルエンサーたちの背中を押したのかもしれない。

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