【都知事選】もう1人の「石丸」姓 石丸幸人氏 清水国明氏ら上回る情勢 伸二氏と混乱する声も

落選が報じられ、神妙な面持ちで会見に臨んだ石丸伸二氏（撮影・菊地一）

　任期満了に伴う東京都知事選が7日、投開票され、無所属現職の小池百合子氏（71）の3選が確実に。無所属新人で前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏（41）は落選確実となった。

　今回の選挙では自民、公明両党などの支援を受けた現職の小池百合子氏に対し、一念発起して参院議員を辞職した蓮舫氏が出馬。小池氏が一歩リードの中、蓮舫氏が続き、石丸氏が激しく追い上げる展開が伝えられていた。

　同じ「石丸姓」の石丸幸人氏は、共同通信の開票速報（開票率80％時点）によるとタレントの清水国明氏らを上回る情勢。政治団体「石丸幸人党」から出馬した医師、弁護士の51歳で、清水氏らに比べて知名度は劣る中で票を伸ばした。

　同氏は弁護士法人「アディーレ法律事務所」の創業者で、政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏の支援を受け出馬した。

　NHKの出口調査で一時6番手につけ、ネット上では「普通に医者と弁護士という能力に投票した」「頑張ったと思うし、ちゃんと投票した人もいる」という声が上がる一方、「絶対石丸伸二に投票しようとして石丸幸人に投票してる人かなりいるでしょ」「石丸幸人氏が石丸伸二氏の票を食ってる気がする…」という指摘も。

　「完全にミスった　石丸伸二を石丸さんと認識してたから名簿で先に目に入った石丸幸人の名前を何の疑いもなく書いて投票してしまった…このパターン割りとやっちゃった人いる気がする」と間違って投票してしまったとみられる人の投稿もあった。