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ドジャース・大谷30歳1号でメジャー通算200号にあと1本 ロビンソン超え史上初の快挙も達成

スポニチアネックス / 2024年7月8日 1時31分

<ドジャース・ブルワーズ>8回、ソロを放つ大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ  ドジャース5―3ブルワーズ (2024年7月6日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が6日(日本時間7日)、ブルワーズ戦で日本選手初のメジャー通算200号にあと1本に迫る28号ソロを放った。4打席目までに1試合で記録した四球、死球、三塁打、盗塁は球団では1953年のジャッキー・ロビンソン以来71年ぶりだったが、5打席目の本塁打でメジャー史上初の快挙を達成。5日に節目の30歳を迎え、新たな一歩を派手に踏み出した。

 我慢した。大谷は右足を少し内側にひねり、ためた力を一気に解放した。代打バルガスのソロで1点を勝ち越し、迎えた8回1死。左腕ハドソンの内角低めのカットボールを豪快になぎ払った。メジャー通算200本塁打に王手をかける28号ソロ。これがメジャー通算500得点目にもなった。5日に30歳の誕生日を迎え、記念すべき初アーチ。デーブ・ロバーツ監督は「ストライクゾーンを単純化するだけで、天賦の才能(Natural Ability)を発揮できる。こんな選手は近年見たことない」と称賛した。

 自己ワーストの6打席連続三振を喫し、2戦続けて無安打だった前夜まではボール球に手を出したが、この試合序盤は際どい球はファウルし、我慢に徹した。初回は四球。2回は左足甲付近に死球を受けたが、すかさず今季18個目の盗塁の二盗を決めた。4回は再び四球を選び、6回には内角球を右中間に運んで16打席ぶりの安打となる三塁打とした。この4打席目まで1試合で四球、死球、三塁打、盗塁をマークするのは、球団では53年のジャッキー・ロビンソン以来71年ぶりだったが、複数四球と5打席目の本塁打でロビンソンも上回りメジャー史上初の快挙となった。

 試合前からロバーツ監督は「翔平は低めの球を追いかけすぎていると分かっている。彼は2、3試合そういう試合を経験してはリセットし、本来の状態に戻ることを繰り返してきた」と復調を予告していた。今季は3試合連続の無安打がなく、スランプとは無縁。室内調整に終始する試合前のルーティンを崩すことはなく、打率・316に上げリーグトップに返り咲いた。

 年間50本塁打&32盗塁ペースとなり、史上初の「50―30」への期待も膨らむ。前半戦で220塁打は、19年のベリンジャー(現カブス)に並び球団最多で、記録更新は確実だ。本拠地の歴史や伝統をモチーフとした「シティー・コネクト・ジャージー」第2弾の着用日は2戦2勝。前回着用した6月22日に大谷が「勝っていい縁起を担げたと思う。次も勝ちたい」と語っていた通りになっている。

 ロビンソンはブルックリン・ドジャース時代の1947年、黒人初の大リーガーとしてデビューし、人種差別とも闘い抜いて歴史を変えた。レジェンドのパイオニア精神を引き継ぎ、大谷はグラウンドで躍動し続ける。(柳原 直之)

 ≪過去に2人は四球1つだけ≫ドジャース専門サイト「ドジャーインサイダー」によれば、1901年以降で同一試合で本塁打、三塁打、四球、死球、盗塁を記録したのは大谷が3人目。1910年7月8日ホワイトソックス戦のバート・ダニエルズ(ヤンキース)、19年6月1日パイレーツ戦のブルワーズ・イエリチ以来。前者2人は四球が1つだけで、大谷が記録した本塁打、三塁打、四球×2、死球、盗塁は史上初めて。

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