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ソフトバンク・中村晃、3戦ぶり先発に攻守で躍動 「流れを変えたいと思っていた」両リーグ最速50勝呼ぶ

スポニチアネックス / 2024年7月8日 6時3分

<ソ・楽>8回、代打・柳町の適時打で生還した中村晃はナインの出迎えを受ける(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク5-3楽天(2024年7月7日 みずほペイペイD)

 首位・ソフトバンクは7日、楽天に5―3で逆転勝ちし、両リーグ最速で50勝に到達した。3試合ぶりにスタメン出場した中村晃外野手(34)が6回に反撃の流れをつくるタイムリーを放つなど攻守で躍動。1点を追う8回には柳町達外野手(27)が2死満塁で走者一掃の3点三塁打を放った。七夕の日に背番号7が流れを引き戻し、若手も奮起し、チームの連敗を3で止めた。

 勝利が決まった瞬間、連敗を止めた小久保監督は珍しく感情を爆発させた。雄たけびを上げてコーチ陣とハイタッチ。「今日は負けられないポイントになる試合と思っていた。非常に大きな勝利だったと思います」と大きくうなずいた。

 攻守でチームを勝利に導く活躍を見せたのが中村晃だ。3連敗中に打線が計1得点だった中で「6番・一塁」で3戦ぶりにスタメンで出場。「ズルズルいきそうな雰囲気もあった。キーになる試合なのかなと何となく思っていたので。“やったろう”と。流れを変えたいと思っていた」。経験豊富なベテランは言葉を交わさずとも指揮官と同じ思いで試合に臨んでいた。

 2点を追う6回2死一、二塁のチャンスでは「経験上、こういう時は思い切っていった方が結果が出やすい」とファーストストライクから積極的に仕掛けた。楽天先発・藤井のスライダーを右前適時打して1点差とした。直後の7回には一塁の守備で先頭・中島が一、二塁間に放った強烈なゴロに飛びつきアウトにする好守も見せた。2―3の8回2死二、三塁では四球を選んで満塁と好機を広げた。

 ここで代打・柳町が会心の一打で起用に応えた。「先輩たちがチャンスをつないでくれた。還すという強い気持ちで打席に入りました」。追い込まれながらも酒居の内角直球を捉え、一塁線を破る走者一掃の適時三塁打。塁上では大きなガッツポーズを繰り出した。

 指揮官は大仕事を果たした柳町を「あの場面でなかなか打てないですよ。素晴らしい一打でした」と称賛した。中村晃については「ダイビングキャッチも流れ的に大きかった。つないでくれたのも大きかった。今日は晃の活躍がなければ勝ててなかったと思う。正直オーダー的には困った時に頼ってしまった今日の試合です」と感謝を口にした。

 七夕の日に連敗を3で止め、12球団最速で50勝に到達した。昨年は首位で迎えながら悪夢の12連敗で転落が始まった日だった。嫌な思い出を払拭する劇的な逆転勝ち。背番号7の中村晃は「ファンの人が喜ぶのは優勝だと思う。それしかない」と“願いごと”を口にした。 (木下 大一)

 ○…ソフトバンクの両リーグ50勝一番乗りは17年以来7年ぶり。開幕76試合以内での到達は05年75試合目(50勝24敗1分け)以来19年ぶり7度目になる。過去6度の最終順位は優勝3度、2位3度と全て2位以上。

 ○…柳町が8回に逆転の3点二塁打。柳町の代打タイムリーは6月27日のオリックス戦以来、今季2本目。今季これまで代打で6打数3安打4打点、打率・500と結果を出している。

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