沖学園が4回戦進出 2年生エース川畑は元ソフトバンクコーチ森脇浩司さんの助言を生かす

＜沖学園・福岡中央＞好投した沖学園の川畑（撮影・杉浦　友樹）

　◇第106回全国高校野球　福岡大会3回戦　沖学園9―0福岡中央（2024年7月7日　小郡）

　沖学園の2年生エースが躍動した。最速144キロ右腕の川畑秀輔が7回3安打無失点の好投で4回戦進出に貢献。制球を乱す課題があったが、許した四球はわずか1。83球でまとめ「直球も変化球も感触が良かった」と手応えを得ていた。

　力強い直球とスライダーを軸にし、4回2死まで完全投球をするなど危なげない内容だった。昨年からアドバイザーを務める元オリックス監督で、ソフトバンクでもヘッドコーチなどを務めた森脇浩司さん（63）の助言を生かした。川畑は力むクセがあったことから「キャッチボールぐらいの意識で」とアドバイスされ、練習から大事にしてきた。球場で見守った森脇さんは「今まで見た中で一番良かった」と目を細めた。

　8番打者としても7回に2点適時打を放つなど2安打2四球で全打席出塁。投打ともに主役となった。