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横浜隼人・山野井“松坂魂”継承2安打 父は98年横浜高で甲子園春夏連覇達成

スポニチアネックス / 2024年7月8日 5時3分

<横浜隼人・横浜平沼>コールド勝ちし笑顔の(左から)山野井、沼井ら横浜隼人ナイン(撮影・沢田 明徳)

 ◇第106回全国高校野球選手権神奈川大会1回戦 横浜隼人9-0横浜平沼(2024年7月7日 サーティーフォー保士ケ谷)

 偉大な父の背中を追いかけてきた。横浜隼人の主将・山野井寛大(3年)は「4番・捕手」で出場。初戦に臨む前に、父・成仁さんからこう言われた。

 「とにかく気楽に。緊張するなよ」。その助言に、息子も「(父は)緊張感のある試合を何十試合もやってきたと思うので」とうなずいた。成仁さんは横浜高で98年に松坂大輔らと甲子園春夏連覇を達成したメンバー。外野手として春は背番号9をつけた。夏はケガの影響で出場できなかったが、ベースコーチとして優勝に貢献した。

 初回2死一塁。緊張感を振り払い、鋭いスイングで左中間へ二塁打を放った。主将が好機を広げて打線は勢いに乗り、この回一挙4点を先制。山野井は6回にも適時二塁打を放ち、3打数2安打で7回コールド勝ちに貢献した。「父は甲子園を2連覇しているんですけど、自分たちはまず神奈川で勝つ」と山野井。頼もしい息子の姿をスタンドで見届けた父は「悔いの残らないように楽しんでほしい」とエールを送った。(佐竹 玲菜)

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