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大谷翔平 第2打席は中前打 球宴前221塁打で球団記録更新 二盗&三盗成功させ2年連続20盗塁も達成

スポニチアネックス / 2024年7月8日 5時54分

3回、三盗を決めるドジャース・大谷(撮影・西尾 大助)

 ◇ナ・リーグ ドジャース―ブルワーズ(2024年7月7日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が7日(日本時間8日)、本拠でのブルワーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で2試合連続の安打を放った。

 初回はメジャー通算103勝左腕カイケルの前に二ゴロに倒れたが、第2打席で大谷がやり返した。過去10打数1安打、5三振と苦手としている36歳のベテラン左腕だが、フルカウントから外角のシンカーを中前にはじき返した。これで今季221塁打。球宴前に221塁打に到達するのは、2019年のコディ・ベリンジャー(現カブス)の220塁打を抜いて球団新記録となった。

 さらに大谷は次打者スミスの打席で二盗を試みたが、スミスの打撃妨害で盗塁は取り消し。しかし、3番フリーマンの打席で二盗を成功させ、今季19個目の盗塁を決めた。さらにフリーマンが四球で歩いて2死一、二塁となったところで大谷とフリーマンがスタートを切ってダブルスチールを決めた。この盗塁で大谷は2年連続3度目のシーズン20盗塁に到達した。

 イエリチの2ランで先制された直後の4回は2死一、二塁で大谷に第3打席が回った。ここはフルカウントまで持ち込んだが、2球チェンジアップをファウルした後のシンカーを引っかけさせられて二ゴロに倒れた。

 30歳の誕生日を迎えた5日のブルワーズ戦は前日から自己ワースト6打席連続三振と屈辱の1日となったが、一夜明けた6日のブルワーズ戦は第4打席で16打席ぶりの安打とする三塁打を放つと、第5打席では28号ソロ。4試合ぶりのマルチ安打をマークして復調の兆しを見せた。

 この試合は2個の四球と死球で全5打席出塁し、死球で出塁した2回には今季18個目の盗塁となる二盗に成功。1試合で本塁打、三塁打、複数四球、死球、盗塁を記録するのは近代野球ではメジャー史上初の快挙だった。

 この試合で今季7度目の2戦連発の29号が生まれれば、自身が持つ日本選手最多記録を更新するメジャー通算200本塁打に到達。日本選手最多の4年連続30本塁打にも王手をかけることになる。

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